投資に偏りすぎて現金不足の40代ファミリーの家計。3つの目的別にお金を整理する
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、44歳、会社員の男性。不動産や株式や投資信託などで投資を行っていますが、家計は赤字になってしまうと言います。現金と投資のバランスはどうとればよいでしょうか? 家計再生コンサルタントの横山光昭氏が運営する『マイエフピー』のFPがお答えします。 毎月、投資信託や保険でお金を貯めていますが、家計は赤字。ボーナスでしのいでいる状況です。独身時代に投資用のマンションを2軒購入しており、2つとも賃貸として貸しています。ですが、入居者がいないときには収入がないだけではなく、諸経費を補てんすることもあり、それが赤字を加速しているように感じています。これから子どもの教育費もかかりますし、自分たちの老後資金も作らなくてはなりません。また、住宅ローンの繰り上げ返済もしたいと考えています。どのように家計を改善していくと、これらに必要なお金を貯めていけるでしょうか。【相談者プロフィール】・男性、44歳、会社員・家族:妻・46歳・パート、長女・小学3年生、次女・保育園年長
資産運用にありがちな誤解「少額投資で資産ができていると思ってはいけない」合計金額をみると…
コツコツ投資は大切だけれど
少額資金でコツコツと。資産形成の第一歩としては大事なことですが、それだけで資産形成ができるなどと思ってはいけません。よく考えてみてください。毎月の積立金額を30年間続けたとして、果たしていくらになるでしょうか?
46歳独身女性「賃貸をやめて持ち家を購入すべき?」資産形成の観点からFPがお答え
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、46歳、会社員の女性。将来、両親の家を相続することが決まっているそうですが、資産形成のため、賃貸をやめて持ち家購入を検討しています。専門家の意見は? FPの横田健一氏がお答えします。 将来両親の戸建て(東京)を相続することが決まっていますが、賃貸をやめてマンションか戸建てを購入することを検討したほうが良いでしょうか?現在住んでいる賃貸マンションは都心で交通の便も良く、40平米弱の広さで月12万3,000円、10年以上前に新築で入居したため、愛着もあります。両親の戸建てについてはすでに生前贈与で何割かの名義も持っており、将来私の名義になることが決まっています。不動産マーケットは現在高騰している印象で、今無理をして購入し負債ポートフォリオに陥るよりは、金融資産を増やすことに注力した方が良いとも思います。以前は趣味出費が多く平均100〜200万円程度の年間貯金金額でしたが、ここ数年は家計を見直し、現金貯金と投資(iDeco、つみたてNISA、投資信託
FPならどう運用する?「手取り年収350万と元手700万でセミリタイアを目指したい」
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、40歳、会社員の女性。手取り年収は350万円ほど。運用資金700万円を元手に、セミリタイアを目指したいと言いますが、希望は叶うでしょうか? FPの伊藤亮太氏がお答えします。いずれセミリタイアを目指して、配当金である程度の生活費(約10万ほど)を得たいと思っているのですが、元手が700万くらいだとどのように運用していけば良いでしょうか。現在、つみたてNISAとiDeCoを満額まで利用しています。借金はありません。今度の予定だと公的年金は、国民年金15年分、厚生年金25年分でもらえるはずです(現在40歳)。【相談者プロフィール】・女性、40歳、会社員、独身・住居の形態:賃貸(一人暮らし、北海道)・毎月の世帯の手取り金額:25万円・年間の世帯の手取りボーナス額:50万円・毎月の世帯の支出の目安:約10万円【毎月の支出の内訳】・住居費:3万2,000円・食費:1万5,000円・水道光熱費:1万5,000円・教育費:3,000円・保険料:1,700円・通
食費、日用品、趣味娯楽費…使いすぎを家計簿の機能を使って改善
Web版「マネーフォワード ME」を賢く使ってみよう
家計簿を使い始めたら、支出が多い…と気がつく人も多いでしょう。自分の支出がわかったら、次は何をすればいいでしょうか。今回は、パソコンで「マネーフォワード ME」のweb版をより使いこなして、支出を改善する方法を解説していきます。
金融庁も注意喚起、レバレッジ型ETFは長期投資には向かないワケ。今後は取り扱いが変わる可能性も?
ETFで投資をする際には商品タイプをチェック
投資を始めたいけれどどの銘柄を買っていいかわからない。そのような悩みを抱える投資初心者の方は少なくないのではないでしょうか。個別銘柄が選べない方でも手軽に取引ができる商品の一つに、日経平均のような株価指数に連動するETF(上場投資信託)があります。この指数連動型ETFには日経平均やTOPIXなど日本の指数だけではなく、NYダウやS&P500など、海外の指数に連動するETFもあり、これらに投資をすれば簡単にいわゆるインデックス投資ができます。またETFは取引所に上場しているため、個別株式と同様の取引時間中に取引ができ、1口単位で取引できるものもあるため、少額から投資を始められる点も始めやすいポイントです。加えて、指数連動型のETFを応用した商品で、指数の値動きの倍の値動きをするレバレッジ型のETFや、指数の値動きと逆の値動きをするインバース型のETFなどもあります。しかし、これらの商品は、投資初心者にとってはわかりにくく誤解を生んでしまう可能性があるとして、取り扱いに警戒する動きも出てきています。今回はこの指数連動型ETFとレバレッジ型ETFが市場に与えている影響や注意点について
投資信託とETFはどう違う? ETFのメリット・デメリット、 ETFの投資がおすすめの人は?
自分にあった投資とは
これからお金を増やしたい人の投資先としておなじみの投資信託。この投資信託の中には、ETF(Exchange Traded Fund・上場投資信託)と呼ばれる商品があります。どちらも「投資信託」なのですが、細かな違いがあります。そこで、両商品の特徴を比較したうえで、ETFに投資するメリットや、ETFがおすすめの人を考えてみましょう。
米国の景気・金融政策は転換点だが株高は続く?データから読む“有望な投資先”
ISM製造業指数、金融政策、株価の関係を検証
新型コロナウイルスの新規感染者数は国内では再拡大が懸念されていますが、世界全体でみると鈍化の傾向にあり、変異株の動向を注視しつつ各地で経済再開の動きが進んでいます。特に米国では世界に先駆けて景気が回復し、代表的な企業景況感であるISM製造業指数は3月に64.7まで上昇しました。これは実に1983年以来の高水準です。ただ、その後のISM製造業指数は5月61.2、6月60.6と、横ばい圏での推移となっています。その他の経済指標も高止まりはしているものの、さらなる加速は見込みにくい状況です。<文:ファンドマネージャー 山崎慧>
投資のプロが選ぶ「本当に役に立つ投資書籍4冊」
「億り人」への道は着実な学びから
日本の株式市場は上にも下にも大きく動かない相場付きとなっています。このような展開が続いているときに無理に動く必要はありません。次のチャンスに備えてご自身の投資知識を磨いておきましょう。しかし学ぼうと思っても、本屋さんの投資本コーナーにはたくさんの本が積んであり、迷う方も多いのではないでしょうか。中には「株で簡単に●●億円」とか「FXで月収●万円アップ」といった、あたかもその書籍を読めば簡単に投資で利益をあげられるような刺激的なタイトルの本も多くあります。ただ筆者からすると「投資で継続的に大きな利益をあげること」は全く簡単ではありません。仕事柄投資で1億円以上の資産を築いたいわゆる「億り人」の方に多くインタビューさせていただきましたが、皆さん共通して投資や銘柄の知識がびっくりするほど深く幅広く、常に新しい知識をインプットし続けています。(付け加えると優しく礼儀正しい方ばかりです。)皆さんには玉石混交のたくさんの投資書籍の中から、本当に役に立つ中身の濃い書籍を読んでいただきたいと思います。そこで今回は、証券会社でマーケットアナリストを務める筆者が過去に読んだ書籍の中から自信を持ってお勧めで
何に投資をすればいい?決算説明会資料は投資材料の宝庫
財務諸表だけが投資材料ではない
この数か月、日経平均は方向感なく2万8,000円~3万円のレンジで推移しています。昨年の3月に日経平均は新型コロナウイルスの感染拡大で大きく値を下げましたが、それ以降は右肩上がりで推移しており、その急落時を除けば2019年からじわじわと上昇していました。ここ最近では値上がり期待が薄れてきた日経平均へのインデックス投資に変わり個別銘柄に興味を持ち始めた人も増えているようです。今回は銘柄探しのヒントを一緒に見ていきましょう。
つみたてNISA・iDeCo・企業型DC…途中で積立をやめた投資信託は解約した方がいい?
意外と知らない放置しがちな投資信託
「こっちのほうが値上がりしそう」「コストが安い商品が出た」などという理由で、積立投資で購入している投資信託を変更したことはありませんか。そんなとき、これまで購入してきた商品は、どうすればいいのでしょうか。このまま保有すべきでしょうか? それとも解約したほうがいいのでしょうか?今回は指針となるような考え方をお伝えします。
「長期投資のキホン」分散投資の中身“ポートフォリオの作り方”
ウェルスナビの中の人に聞く【投資の基本のキ3】
老後資金や教育資金など、いつか使うためのお金をできるだけ増やしたい。そんな理由で株式や投資信託などに興味を持つ人も多いでしょう。でも、何から初めていいのか分からず、なかなか投資をスタートできないこともあるようです。そこで投資のプロであるウェルスナビ執行役員リサーチ&クオンツの牛山史朗さんに、3回にわたって「投資の基本のキ」を伺います。3回目は「投資の中身の作り方、見直し方」について聞きました。
手元資金を投資に回すなら一般NISAとジュニアNISAどっち?33歳1児の父の疑問
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、33歳、会社員の男性。0歳の子どもと主婦の妻と暮らす相談者。投資予定の160万円を、一般NISAかジュニアNISA、どちらに投資するのがよいか迷っているといいます。FPの秋山芳生氏がお答えします。0歳の子どもと妻と暮らしています。投資予定の160万円がありますが、妻のNISA口座を開くのと、ジュニアNISAに80万円×2年投資するのはどちらが良いでしょうか。 【相談者プロフィール】・男性、33歳、会社員、既婚・同居の家族について:妻40歳、主婦。子ども0歳・住居の形態:賃貸(三重県)・毎月の世帯の手取り金額:13万円・年間の世帯の手取りボーナス額:60万円【毎月の支出の内訳】・毎月の世帯の支出の目安:18万円・住居費:9万円・食費:4万円・水道光熱費:4万円・保険料:2万円・通信費:7,000円・車両費:2万円・毎月の貯蓄額:1万円【資産状況】・ボーナスからの年間貯蓄額:10万円・現在の貯金総額(投資分は含まない):200万円・現在の投資総額:
妻の年収が半分に。教育費・住宅ローン・老後資金をどんな方法で貯めればいい?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は、34歳、会社員の女性からのご相談です。共働きで2人のお子さんを持つ相談者。これから勤務形態が変わり、年収が半分になるため、教育費が確保できるか不安だといいます。また、住宅ローンや老後資金の棲み分けもわからないそうです。FPの坂本綾子氏がお答えします。 第2子出産時に妻(私)が正社員を退職。第2子が1歳になるタイミングで元々勤めていた会社の嘱託職員として再度働く事が決まっていますが、年収は以前の半分に。現在は子どもが小さく、教育費も第1子の保育園給食費程度ですが、世帯年収が下がったなか、今後の教育費の確保が不安です。実際今までの家計管理では、教育資金・住宅ローン返済・老後資金と資産の色分けがほとんどできておらず、現在の貯蓄資産の活かしかたを知りたいです。【相談者プロフィール】・女性、34歳、会社員、既婚・同居家族について: 夫/34歳、公務員、手取り月収24万円、手取りボーナス80万円 妻(相談者)/嘱託職員、手取り月収14万円、手取りボーナス35万円
「長期投資のキホン」いくらまで投資していいの?
ウェルスナビの中の人に聞く【投資の基本のキ2】
老後資金や教育資金など、いつか使うためのお金をできるだけ増やしたい。そんな理由で株式や投資信託などに興味を持つ人も多いでしょう。でも、何から始めていいのか分からず、なかなか投資をスタートできないこともあるようです。そこで投資のプロであるウェルスナビ執行役員リサーチ&クオンツの牛山史朗さんに、3回にわたって「投資の基本のキ」を伺います。2回目は「いくらまで投資していいの?」という疑問に答えてもらいました。
「長期投資のキホン」投資はどのくらいの期間続けるべき?
ウェルスナビの中の人に聞く【投資の基本のキ1】
老後資金や教育資金など、いつか使うためのお金をできるだけ増やしたい。そんな理由で株式や投資信託などに興味を持つ人も多いでしょう。でも、何から初めていいのか分からず、なかなか投資をスタートできないこともあるようです。そこで投資のプロであるウェルスナビ執行役員リサーチ&クオンツの牛山史朗さんに、3回にわたって「投資の基本のキ」を伺います。1回目は「投資はどのくらいの期間続けるべき?」という疑問に答えてもらいました。
社外取締役「3分の1以上」だけでは効果がない?株価が示す市場評価の厳しい現実
東芝調査報告書が広げる波紋
昨年7月に開かれた東芝の定時株主総会の運営を巡る調査報告書が波紋を広げています。東芝が経済産業省と結託し、アクティビストに対して圧力をかけ、株主提案権や議決権の行使を事実上妨げようと画策したというのです。これが事実なら大変な事件です。コーポレートガバナンス・コードが掲げる基本原則の第1は「株主の権利の確保」です。「上場会社は、株主の権利の重要性を踏まえ、その権利行使を事実上妨げることのないよう配慮すべきである」(補充原則1-1③)と明確に謳っています。いわばコーポレートガバナンスの1丁目1番地の原則さえ、おろそかにしていることになります。近年、日本企業のコーポレートガバナンスに対する意識は向上しつつあると国内外の投資家からの評価が高まっていましたが、このニュースは日本のコーポレートガバナンス改革に対する信認を一気に砕いてしまうかもしれません。この報告書が発表されたタイミングもまた間が悪いというほかありません。東証がコーポレートガバナンス・コードの改訂と施行を発表したのは、東芝がこの報告書を発表した翌日だったのです。
仕事3つを掛け持ちする44歳。厳しい状態を抜け出し老後資金を貯める3ステップ
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は、老後資金を貯めたいのに貯まらないという44歳、独身の方からのご相談です。現在、3つの仕事を掛け持ちしており、精神的・肉体的にもつらくなってきている相談者。この状態を抜け出すにはどうすればいいでしょうか? FPの秋山芳生氏がお答えします。老後資金を貯めたいのに、貯まりません。投資を始めたいけど、何から始めたらよいでしょうか? 今、仕事を3カ所掛け持ちしていますが、肉体的にも精神的にもちょっとつらくなってきています。ローンは無いです。 【相談者プロフィール】・女性、44歳、パート・アルバイト、独身・住居の形態:賃貸(北海道)・毎月の世帯の手取り金額:19万円・年間の世帯の手取りボーナス額:0円・毎月の世帯の支出の目安:18万円【相談内容】・住居費:5万5,000円・食費:2万3,000円・水道光熱費:1万円・保険料:3,000円・通信費:1万9,000円・車両費:2万5,000円・お小遣い:3万円・その他:1万5,000円【資産状況】・毎月の貯蓄額:1万円