投資はギャンブル?将来の生活資金への備え?日本人の投資に対するイメージはどこから来るのか
投資をしている人の割合が高いのは沖縄県という調査も…
政府から2023年6月に骨太方針2023が公表され「資産運用立国」の実現が宣言されてから早くも1年が過ぎようとしています。新NISA元年となった今年は年明けから株高となりました。日経平均株価は1月5日の大発会の終値が3万3,377円で、3月22日の取引時間中に過去最高値となる4万1,087円を付けました。約2カ月半で7,710円もの上昇となりました。まさに貯蓄から投資へと舵を切る方針を後押しするような動きとなり、テレビや新聞で連日株高の話題が報じられ、お金を眠らせておく(貯蓄)よりも働かせた(投資)方が賢明かも…といった思いが多くの方の頭をよぎったのではないでしょうか。読者の皆様は“投資”に対してどのようなイメージをお持ちでしょうか。
信託報酬引き下げ競争はメリットだけではない? その行き着く先とは
運用の継続性もファンド選びの重要なポイント
インデックスファンドを中心にした信託報酬の引き下げ競争がもたらすものは、何でしょうか。ローコストは確かに受益者にとって正義ですが、一方、運用で収益を稼いでいる投資信託会社にとっては、売上減に直結する問題でもあります。
【累進配当】企業が増加中!配当収入を得たいならチェックすべき「日経累進配当指数」
導入する企業はこれから増える?
株式投資で安定した収益を得たいと考える投資家にとって、インカムゲイン(配当収入)は非常に魅力的です。大和総研によると2023 年度に配当方針等を変更した企業は過去 5年間で最も多くなっている模様で、JPモルガン証券によると、2〜3月に決算期を迎える東証株価指数(TOPIX)構成企業の2023年度の年間配当総額は16兆円を超えているとのことです。そのような中、配当金を毎年増やし続ける“累進配当”を導入する企業が増加していることはご存知でしたか?今回は、インカムゲインを狙うなら累進配当が魅力的な選択肢となりうることについて、そして累進配当を考慮して投資先を選ぶ際に役立つ「日経累進配当指数」について解説します。
【エヌビディア決算発表】大躍進の理由と同社に続く好決算のハイテク株は?
米主要指数を牽引
日本時間5月23日の早朝に米国エヌビディアの決算発表が行われました。今年の株高を演出しているのは同社の好業績に支えられている面も大きく、日本でも非常に注目されていました。
資産形成と社会貢献が同時に叶う【サステナブル投資】を始めるには?
指数とETFも紹介
今回はサステナブル投資(ESG投資)の意義について紹介したいと思います。今日、私たちの経済活動は地球環境に大きな影響を与えています。気候変動、生物多様性の喪失、資源の枯渇など、多くの環境問題が私たちの未来に暗い影を落としています。そこで、投資の世界で注目されているのが「サステナブル投資」です。「Environment=環境」「Social=社会」「Governance=企業統治」の頭文字を取ってESG投資とも呼ばれます。
長期投資と短期トレード、あなたはどっち向き?成功に必要な資質を紹介
取引の特徴も詳しく解説
厚生労働省が9日に発表した3月の毎月勤労統計調査では1人当たりの賃金は物価変動を考慮した実質で前年同月比2.5%減の24カ月連続の減少となっています。24カ月連続での実質賃金のマイナスはリーマンショック前後の記録を超えており、1991年以降の記録で過去最長を更新しています。実質賃金は労働者が実際に受け取った給与である名目賃金から物価変動の影響を差し引いて算出した指数で、つまり私たちがお給料でどのくらいのものが買えるのかというのを表しています。それが減少し続けているということは生活が苦しくなるということです。今後もインフレが続くと考えられるなかで投資などの資産形成、自分の生活を守るためのお金を自分で考えていかねばならないといえるでしょう。
新規設定ファンドは買っても大丈夫? 良いファンド選びで重要なこと
過去の運用成績は参考値になる
毎月、結構な本数の投資信託が新規設定されます。どうやって選べば良いのでしょうか。そもそも新規設定される投資信託を買うのはどうなのでしょうか。考えてみました。
預金・個人向け国債・投資信託・貯蓄型保険、急にお金が必要になったら、何から解約したら良い?
流動性の違いは?
計画通りに資産形成ができれば良いですが、想定外にまとまったお金が必要になることもあるかも知れません。今回は特徴の異なる金融商品がある場合なにから解約したら良いのか考えてみます。
被疑者の約6割が国内の投資家を詐称!急増中するSNS型投資詐欺に警鐘…その手口とは
筆者の偽アカウントまで…
最近、下記のようなニュースを毎日見かけませんか?・SNSで知り合った女性に誘われ1.8億円被害 暗号資産投資詐欺(4月17日 朝日新聞)・“SNS投資”詐欺 佐賀市60代女性が約1200万円だまし取られる(4月17日 サガテレビ)・著名人かたる投資話で1億4000万円だましとられる 都内の70代男性 SNSで勧誘メッセージ(4月15日 東京新聞)SNS型投資詐欺です。とうとう4月24日には、現金合わせて7億円をだまし取られる被害が報道されました。SNS型投資詐欺では過去最多の被害額となりました。
株式投資にもある「利回り」の概念、配当利回りに注目した投資で大切なこととは?
金利のしくみ(11)
「利回り」というと、債券や預貯金など比較的、収益性の安定した金融商品に適用される概念というイメージですが、実は株式にも利回りの概念があります。
1円でも売れない…急増する「限界ニュータウン」の現状
所有者も四面楚歌状態に
全国各地で、「寂れてしまった住宅地」が増えつつあります。例えば、・古家が数軒建つ程度で、大半が雑草の空き地区画になった住宅分譲地・空き部屋だらけになってしまった住宅団地(アパート)などです。こういった住宅地は、最近では「限界ニュータウン」と呼ばれることもあります。言葉の響きからも、いわゆる”まちとしての発展の限界”や”限界集落”と化したネガティブなイメージが想像できます。今回は、この「限界ニュータウン」について、・限界ニュータウンが生まれた社会的背景・限界ニュータウンの所有者の現状についてみていきたいと思います。
金融アナリストが教える!新年度から始める資産形成のスタートアップガイド
安定した利益を出すための基礎知識
新年度がスタートしましたね!新たなことにトライされる方も多いのではないでしょうか。また将来を見据えてこの機会に投資を含む資産形成のスタートを切る方もいらっしゃるかもしれません。大学生でも新NISAが活用できることもあり学生投資家も増えているようです。今回は少額から始められる投資による資産形成の方法や投資の基本、将来のための準備などを紹介します。投資初心者が長期的に安定したパフォーマンスを出すための投資方法として、まず、「定期積立投資とドルコスト平均法」と「インデックスファンドへの投資」という方法が挙げられます。
昨年の運用収益は過去最高!年金を運用しているGPIFの運用方法とは?
今四半期は過去最高に?
2024年2月22日「ニャンニャンニャン」(猫の日)に、これまでの日経平均株価最高値3万8915円を上回る史上最高値の3万9098円で取引を終了しました。私が証券会社に入社したのが1988年で翌年の大納会(1989年12月29日)でつけた最高値を2024年2月の段階で更新するとは想像もしていませんでした。今年中に更新するとは思っていましたが時期的にはもう少し先のイメージでした。そこで、ふと脳裏に浮かぶのが日銀のETFやGPIFの収支です。今回はGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)についてお伝えしたいと思います。
応募者利回り、直接利回りとは? 債券にある4種類の利回り(パート1)
金利のしくみ(7)
債券には4つの「利回り」があります。そして、これらの利回りは、債券価格の値動きに伴って、常に変動しています。今回は利回り計算のベースとなる「利率」と「応募者利回り」「直接利回り」について考えてみましょう。
“配当貴族”に続け!20年以上連続増配を達成している日本企業とは?
日経連続増配株指数に連動したファンドも紹介
今年の株式市場は年始から非常に強い動きが続いています。2月16日の日経平均株価は38,487円台で終了しました。一時は1989年の大納会に付けた史上最高値の38,915円にあと50円まで迫る水準まで上昇する場面もありました。2023年の大納会終値33,464円から2月16日の高値まで、日経平均の上昇幅は約5,400円、上昇率は16.1%でした。上昇個別銘柄でもトヨタ自動車(7203)が日本企業初の時価総額50兆円を突破し、東京エレクトロン(8035)やアドバンテスト(6857)など半導体関連は上場来高値を更新しています。米国市場もS&P500やNYダウが過去最高値を更新しました。また、エヌビディアが今年だけで40%以上上昇し、アマゾンやアルファベットを抜いて、米国市場で3位の時価総額となっています。この急激な上げについていけない投資家も多いのではないかとも思います。今回は日本の高配当の株価指数についてお伝えします。
お金のEXPO2023で「買ってみたい投資信託」1位に輝いた「アクティブ元年・日本株ファンド」とは?
イベントレポート
2023年11月25日、株式会社マネーフォワード主催「お金のEXPO2023 ファンドピッチコンテスト」が開催されました。2024年からNISAが新しくなり、投資に対する関心が高まっています。今回のコンテストには運用会社4社が参加し、各社が運用している投資信託を紹介しました。来場者に「買ってみたい投資信託」を1つ選んで投票してもらい、最も得票数の多かった、三井住友DSアセットマネジメント株式会社の「アクティブ元年・日本株ファンド」が優勝しました。本記事では、三井住友DSアセットマネジメント株式会社 シニアファンドマネージャー 古賀直樹氏によるプレゼン内容について、一部抜粋して紹介します。★講演資料PDFはこちら
連続増配の超優良銘柄“配当貴族”と“配当王”って?人気の5社を紹介
日本では花王が33年連続増配で配当貴族に該当
今年から新NISAが開始され「高配当」の商品が人気です。高配当銘柄は「インカムゲイン」に分類され、株式などを売却せずに配当金や分配金で利益を得ることを指します。一方「キャピタルゲイン」は株式などを売却して得られる売却差益のことです。長期にわたり株価の上昇が続いている米株のインカムゲインですが、日本においても人気が高い状況です。
三者三様!金融業界に影響を与え続ける“世界三大投資家” の手法と哲学とは?
バフェット、ロジャーズ、ソロス、三氏に学ぶ
日本では去年の物価の変動を反映した、働く人1人あたりの実質賃金が2年連続で減少しました。インフレに賃金の伸びが追いついていない状況です。新NISAの追い風で証券会社の口座解説数も伸びているようですが、「新NISAという商品が欲しい」という問い合わせもあるとのことで(新NISAは制度であって商品ではない)、投資をする際に投資を学ぶ必要性も高まっていると言えます。そこで今回は“世界三大投資家”と言われる投資で大成功した方々の手法や考え方と、投資を学ぶ重要性について簡単にお伝えします。彼らは幼い頃から投資に取り組み、天才と言われていますが、長年の経験を踏まえた今なお通用する手法や考え方を持っているといえます。