投資で損失、売却してローンの繰上返済に回した方がいい?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は花輪陽子氏がお答えします。セカンドハウスのローンを繰り上げ返済すべきか悩んでいます。事務所にしようと、自宅の最寄り駅近くのワンルームマンションを昨年購入しましたが、結局事務所として使用していません。ローンの残債が1,400万円程あり、金利は1.1%です。現在、某大手証券会社にすすめられるままに購入した、外貨建て債券やNISA枠の投資信託で損失が出ているので、解約してローン返済に充てた方がよいでしょうか。また、娘が大学卒業後、もし、そこで一人暮らしをするとしたら家賃を徴収するべきでしょうか。現在の資産は以下の通りです。ラップ口座は30万円程プラス、それ以外はリラ建債権、米ドル、豪ドル債券など損失が40万円程あります。また投資用のワンルームマンションを別に1室所有しており、こちらは賃料からローンを支払っています。自宅のローンはありません。アドバイスよろしくお願いします。【現在の資産】・預金:700万円程度・某大手証券会社のラップ口座:500万円・投資信託(N
新制度導入1ヵ月、「ETF」は長期投資の受け皿になった?
マーケットメイク制度が始動
ETF(上場投資信託)は日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)などインデックスに連動した運用成果を目指す金融商品です。初心者にも運用しやすいなどと指摘するFP(ファイナンシャル・プランナー)も少なくありません。多くの人がメリットに挙げるのは、売買が比較的容易なこと。市場で取引が行われている時間帯ならば、株式と同様、原則としていつでも売ったり買ったりするのが可能です。株式と同様、「背番号」ともいうべき証券コードも付いており、投資情報を提供するサイトなどでコードを入力すれば、リアルタイムで時価のチェックをすることもできます。
平均利回り4%超、不透明相場で輝く「REIT」の投資妙味
REITの上手な活用法とは?
ドナルド・トランプ大統領の仕掛ける貿易戦争が世界景気に悪影響を及ぼすことが懸念されています。私は、日本株は割安で、長期的に上昇トレンドをたどると予想していますが、短期的には下値リスクが払拭できません。このような時に長期投資を始めるには、どうしたら良いでしょうか。2つの方法が考えられます。1つは、日経平均インデックスファンドに毎月一定額(たとえば1万円)を投資していく「積み立て投資」。もう1つが「REIT(上場不動産投資信託)」から投資を始める手法です。今回は、分配金利回りが平均約4.1%と魅力的で、東京証券取引所に上場しているREITについて解説します。
「夏枯れ相場」は狙い時?格言から見る投資術
「人の行く裏に道あり花の山」
相場には、いろいろな用語や格言があります。例えば、「人の行く裏に道あり花の山」という言葉。これは、投資において付和雷同で行動しても大きな成功は収められない、他人がやることの反対をやった方が大きな成功を収めることができる場合が多い、という意味です。類似の格言として、「友なき方へ行くべし」、「相場師は孤独を愛す」というものもあります。日本だけではなく、アメリカの金融の中心地ウォール街にも「Buy when others sell; Sell when others buy.(人が売るときに買い、人が買うときには売れ)」という言葉がありますので、投資の本質を表していると言えるでしょう。さて、格言とは少し異なりますが、「夏枯れ相場」という言葉をご存知でしょうか?夏はお盆休みや休暇等で、国内外の市場参加者が減るために株式市場の取引量が減り、相場の値動きが小幅なものになることを指した言葉です。実際に、夏は取引量が減っているのでしょうか?検証していきましょう。
病気で退職、貯蓄800万を元手に老後まで生活できる?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は花輪陽子氏がお答えします。東京で長く一人暮らしをしておりましたが、体調を崩し仕事が続けられなくなり、マンションを売却して実家に戻りました。実家の父は医師で月収100万円程度、妹は会社員で月収30万円程度、母は専業主婦です。食費や光熱費など実家の世話になっていますが、父は高齢でいつまで仕事ができるかわかりません。仕事をしなくてはと思うのですが、体調が戻らず、いつ再開できるようになるかが不透明です。東京のマンションを売却した際にできた800万円の貯蓄があり、そこから毎月の生活費を切り崩している状態です。このままではいずれ立ち行かなくなってしまいます。800万円の資産をもとに、生活費や老後の資金などを作り出す方法はないでしょうか。〈相談者プロフィール〉・女性、37歳、未婚・職業:無職・居住形態:実家(持ち家)・手取りの世帯月収:0円・毎月の支出目安:15万円・総資産:800万円
小売りの力で投資は変わる?丸井流“カワイイ証券”の勝算
エポスカードで投信が買える
「まさに小売りの感性、そしてデザイン。詳細を聞いてこれはいいなあと感じました。ワクワクすることが今日から始まっています」小売り・カード事業大手の丸井グループが証券事業に乗り出します。7月26日、東京証券取引所で開かれた会見に同席したコモンズ投信の渋澤健会長は、このように期待感を語りました。丸井グループがイチから手掛ける証券会社、中身はいったいどのようなものでしょうか。
「貯金は順調」結婚を控えた32歳女性のマネープラン
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回はマネーフォワードから生まれたお金の相談窓口『mirai talk』のFPがお答えします。お付き合いしている男性がいます。現在は実家暮らしですが、これから同棲も考えており、最近家計簿をつけ始めました。今後、引越しや結婚にいくらくらいかかるのかを知りたいです。また、今まで順調に貯金をしてきたつもりですが、資産運用などはあまりやってきていないため、保険を含めてどのように進めればよいか教えてください。〈相談者プロフィール〉・女性、32歳、未婚・職業:会社員・居住形態:実家暮らし・手取り月収:20万円・年間ボーナス:30万円×2回・預貯金:300万円【家計の内訳】・住宅費:実家に3万円・生命保険:なし・食費:1万円・通信費:1.5万円(自宅固定回線と携帯)・趣味・娯楽費:2万円・衣服・美容費:5万円・交際費:2.5万円 ・毎月貯蓄:5万円※ボーナスはすべて貯蓄しようと考えていますが、年間約30万円しか残りません。
79歳まで続く住宅ローン、今後の資産運用どうすればいい?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は花輪陽子氏がお答えします。都内の会社で役員をしており、妻はパートで働いています。現在、家を建て直しており、9月には完工します。3,800万円のローンを79歳まで組むので、今後の資産運用について悩んでおります。現在の資産は以下の通りです。アドバイスよろしくお願いいたします。【現在の資産】・現預金:3,500万円・株式現物:320万円・投資信託:1,075万円・保険:420万円(ドル建て一時払)・年金保険:230万円(iDeco月2.3万円、定額年金200万円)・ANA旅行積立:60万円、他〈相談者プロフィール〉・男性、54歳、既婚(妻:パート)、子どもなし・職業:会社役員・居住形態:持ち家(戸建て)・手取りの世帯月収:90万円(夫80万円、妻12万円)・毎月の支出目安:55万円・総資産額:5,700万円
2件ある投資物件、築古と築浅どちらから返済すべき?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は花輪陽子氏がお答えします。都内で2件ほどマンション投資をしているのですが、完済の順番で悩んでいます。返済期間は同じです。A: 築40年、負債残高1,000万円、金利2.75%、フルローンB: 築15年、負債残高1,400万円、金利2.275%、頭金450万円セオリーは高金利で残債額の少ない築40年の方から完済していくのがいいのでしょうが、築年数が気になり、本当にセオリー通りでいいのか迷っております。どうかアドバイスよろしくお願いします。〈相談者プロフィール〉・女性、45歳、既婚、子ども1人・職業:会社員・居住形態:持ち家(戸建て)・手取りの世帯年収:1,000万円・毎月の支出目安:20万円
「30歳までに資産を増やしたい」初心者のための投資の手引き
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回はマネーフォワードから生まれたお金の相談窓口『mirai talk』のFPがお答えします。実家暮らしのため、貯金が少し貯まってきました。投資を始めたいのですが、何から始めたらいいのかよくわかりません。とりあえず少しでも金利の高いネット銀行に口座を開設したり、不動産投資のセミナーに参加したりしています。30歳までに資産を増やしたいのですが、投資のコツがあれば教えていただけませんでしょうか。〈相談者プロフィール〉・男性、20代、未婚・職業:会社員・手取り月収:20万円・年間ボーナス:50万円×2回・預貯金:300万円【家計の内訳】・食費:5万円(外食含む)・交際費:4万円・通信費:2万円・生命保険:1万円(貯蓄型)・毎月の貯蓄:4万円(ボーナスはすべて貯蓄)・その他生活費:4万円
積立保険に月12万も職業柄やむなし?保険外交員の資産運用
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は花輪陽子氏がお答えします。保険外交員という職業柄、漠然と将来のために毎月積立をしていますが、少しずつ積立商品を増やしていったら、月々でみるとかなりの額になってしまいました。この資産形成が、はたして今の自分に合っているのか、最近疑問に感じてきたので、よいアドバイスがあれば教えていただきたいです。現在の資産の内訳や、ざっくりとした生活費などは以下の通りです。・積立保険:(円建て)約7.5万円、(ドル建て)約3.5万円・年金保険:(円建て)約0.7万円・投資信託:10万円・財形貯蓄:5万円・仕送り:6万円・携帯代や交際費等:約20万円〈相談者プロフィール〉・男性、32歳、未婚・職業:会社員(保険外交員)・居住形態:実家暮らし・居住地:千葉県・手取りの世帯月収:平均80万円(ボーナス含む)・毎月の支出目安:50万円・総資産額:1,500万円
資産運用で差をつける「経済指標の先読み」マル秘テク
4~6月期GDP反転は予測可能
株式などで資産運用する人はもちろん、そうでない人も経済ファンダメンタルズの状態を把握し、先々を読む必要に迫られる場面は結構あると思います。大切なのは、ファンダメンタルズに基づくフェアバリューを把握することでしょう。実際の相場などの状況はさまざまな要因でフェアバリューから乖離しますが、座標軸をしっかり持つことができれば、流れに翻弄される可能性は小さくなります。GDP(国内総生産)統計のような重要指標は経済ファンダメンタルズのチェックに欠かせません。正確なGDP予測は先行きの座標軸になり、誰でも次のGDPは予測できます。
iDeCoの投資先、何を基準に選んだらいいですか?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は花輪陽子氏がお答えします。iDeCoの投資先が絞れません。何を基準に選んだらよいのか、アドバイスいただけないでしょうか。〈相談者プロフィール〉・女性、45歳、未婚・職業:美容師・居住形態:持ち家(マンション)・手取りの世帯年収:276万円・毎月の支出目安:19万円
29歳独身女性、総資産1,550万「投資について悩んでいます」
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は花輪陽子氏がお答えします。29歳独身で、結婚の予定はありません。現在借り上げ寮に住んでおり、家賃補助が7割ありますが、あと2年で終了します。5年以内に中古住宅の購入を考える中で、投資について以下の3点で悩んでいます。アドバイスよろしくお願いします。【現在の資産状況】・預金:1,300万円・日本株:110万円(うち自社株100万円、月1万円積立))・投資信託:6万円(月0.5万円:インデックス型)・企業型確定拠出型年金:140万円(月約4万:バランス型8割・J-REIT2割)1.)よくわからないまま自社株や日本株を始めてしまいました。仕事の忙しい自分には投資信託が合っていると思って始めましたが、いまだに日本株の割合が大きくバランスが悪いです。外国債券や日本債券を増やした方がよいでしょうか。2.)預貯金の割合が多く、投資にもっと回せると思います。ただ、5年内に家を購入したいと考えていることを踏まえると、現状、いくら投資に回せばよいでしょうか。ちなみに、毎年2
SBIも惚れた?「投資ハードルを下げるアプリ」の実力
「FIGS」を1週間使ってみた
「力と知識を投資家に届けたい。しかも、簡単でわかりやすく、アクセスしやすい形で」――。7月5日に都内で開かれたスマート投資アプリ「FIGS(フィグス)ローンチ発表会」で、FIGS Inc. Japanのユージン・オングCEO(最高経営責任者)は、こう力説しました。同社には、ネット証券国内最大手のSBIグループも出資しています。スマート投資アプリとは、どんなものなのか。会見での説明と、ローンチから1週間、実際に使ってみた感触から、その実力を探ってみます。
米中貿易戦争開戦、そのとき中国金融市場はどう動いた?
注目すべきは「外より内」
7月6日、トランプ政権は340億米ドル相当の中国製品に対して25%の追加関税を発動し、米中貿易戦争における最初の実力行使に出ました。これに対して、中国は即座に反撃し、同額の米国製品に対して同率の追加関税を発動しました。今回の関税発動をきっかけに、米中貿易戦争は新たな局面に入り、今後両国の出方次第で報復の応酬が更にエスカレートする可能性があります。 米中貿易戦争を巡る緊張感が高まる中、中国本土の代表的な指数である上海総合指数と深セン総合指数の年初来騰落率はそれぞれ▲14.9%と▲17.1%と、他の主要国の指数と比べて特に株価パフォーマンスの悪さが目立っています(年初来騰落率は7月9日時点)。今回は中国本土株式市場の株価が大きく下落した要因と見通しについて考えてみたいと思います。
仕事が忙しい私はロボアドバイザーを活用すべきですか?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は花輪陽子氏がお答えします。現在、年収は650万円で、預貯金1,300万円と、株や確定拠出型年金などを300万円保有しています。年齢の割には預貯金があると思うので、今後は毎月10万円ほどを投資信託に回そうと思っています。ただ、仕事が忙しく投資に気が回らない状況なので、手数料はとられますが、ロボアドバイザーを活用すべきか悩んでいます。ロボアドバイザーを活用して社会情勢にあった運用をしてもらうのと、勉強のために自分で管理するのと、どちらがよいのでしょうか。また、ロボアドバイザーも証券会社によって違いがあり、どういった視点で選べばいいのかアドバイスをいただきたいです。よろしくお願いいたします。〈相談者プロフィール〉・女性、29歳、未婚・職業:会社員・居住形態:賃貸・手取りの世帯月収:28万円・毎月の支出目安:18万円・総資産:1,600万円
支出月50万、子どもが生まれるのに出費が多くて困っています
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回はマネーフォワードから生まれたお金の相談窓口『mirai talk』のFPがお答えします。今年10月に子供が生まれるのですが、支出が多くて困っています。将来のライフイベントを踏まえて、家計はどのようにすればよいのでしょうか。また、これから子どもへの出費や教育費が増えると思うのですが、貯蓄はどのくらいあれば足りるでしょうか。現在、私は妊娠中で、今後1~2年は世帯収入が減ってしまいます……。〈相談者プロフィール〉・女性、35歳、既婚(夫:40歳・会社員)、妊娠中・職業:公務員・手取り世帯月収:50万円(夫30万円・妻20万円)・ボーナス年額:200万円(夫100万円・妻100万円)・預貯金:1,500万円※家計は夫婦一緒にして、ボーナスを貯蓄に回している状況【家計の内訳(約50万円)】・住宅費:住宅ローン12万円、管理費等3万円・生命保険:3.5万円(夫婦2人で)・食費:7万円(外食含む)・通信費:2万円・衣服・美容費:5万円 ・その他生活費:17~18万円