東京の家賃の高さに驚愕… 住宅購入をどう考える?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。相談がふたつあります。1つ目は家賃についてです。最近転職を機に上京、想像以上に家賃が高くてびっくりしています。現状、家賃11万円の2DKですが、今の家賃が高過ぎるのか、妥当なのかもわかりません。将来的にもう少し広い家に住みたいのですが、どのくらいの年収ならいくらまで出せるのか、住宅ローンを借りて家を買った方がいいのか、なにもわからない状態です。子供ができたら大きなところに引越したいですが、まだ土地勘がなく、ファミリー物件なら15万円ほどかかります。マイホームもほしいですが、ある程度いいところを借りられるなら賃貸でもかまわないと思っています。2つ目は投資について。長期投資を始めたいのですが今、開始して問題ないのか、投資してもよい金額がいくらなのかがわかりません。仕事が第一だと思いますが余剰金を長期投資に回して将来の足しにできたらと思っています。インデックス投資による積立と、株価が安いときに長期保有目的での株購入を想定しています。アド
目指すは50歳で早期リタイア、1億円あってもギリギリ?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は野瀬大樹氏がお答えします。早期リタイアに向けた資産運用についてご相談します。<現在の状況>48歳男性・会社員(独身・結婚予定なし)年収:50歳まで手取り900万円(賞与含む)資産:円預金(普通・定期・現金合計)5,685万円ペイオフ対策で分散、なるべく金利の高い円定期預金を利用投資信託:バランスファンド15万円(月額5万の積立で3ヶ月目)資産合計:5,700万円負債:なし住居:月額9万円(賃貸・購入予定なし)退職金:4,200万円(50歳退職時・早期退職金など含む)確定拠出年金:150万円(60歳)個人年金:60歳から年72万円×10年公的年金:65歳から月額17万円(ねんきんネットで試算)<今後の支出想定>50歳の退職まで住居費含めた生活費総額:月額45万円50歳~59歳同上:月額35万円60歳以降同上:月額31.5万円以上の条件で試算すると、50歳で早期リタイアしても92歳まで資産を切り崩すかたちで生活できそうです。もう少し積
“年17万の赤字” 年収2000万男性を悩ますマンション投資
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。ある程度、大きい貯金ができたので投資に回しているのですが、投資用不動産のローンの利息と保証金を毎月払い続けている状況です。今後も投資は続けていくつもりですが、利息を抑えるために、現在の低金利下でもまず繰り上げ返済をするほうがよいのか、それともほかの投資に資金を回すべきかが判断できない状況です。国内不動産のみに偏った資産形成には否定的なため、むやみに物件を増やしたくはありません。状況によっては、不動産の売却も考えております。最適な資産形成についてアドバイスをいただければと思います。現在の資産状況は以下のようになります。【現在の収入と支出の傾向】収入:年収2,000万円(自営業)妻は専業主婦です支出:月あたり合計60万円~80万円内訳:家賃10万円、社会保険・年金8万円、事業関連の出費(書籍や移動費など)10万円~30万円程度、その他諸々で30万円程度。【今後の収入金額と予測される支出】今後、子供が増えないかぎり、出費は減る傾向にある
今年こそ貯蓄体質!“一生お金に困らない”ための家計改善
支出は「消費」「浪費」「投資」の3つに分ける
将来や老後が不安で……という人は多いのではないでしょうか。先を見据えると、お金を貯めたいと思いますよね。最近は、老後の心配ばかりして今の生活がしっかりできていない、赤字であるという人もよく見かけます。これでは老後のための対策もできませんよね。少しでも将来をよくするためには、一番身近なお金である「家計」をしっかりすることが大切です。それが、お金の流れ全体をよくすることにつながります。貯金体質になれば、一生お金に困ることもないでしょう。そんな家計改善のための入り口をまずは学び、実行してみましょう。
“高利回り物件”の誘惑、初心者が陥る不動産投資の罠
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。1年後に親の事情で退職し、故郷に戻る予定です。この歳での転職はリスクが大きいため、今のうちに借り入れをしてアパートを複数購入しようと思っています。現在の信用・属性については問題ないと思います。もちろん金融機関との話で、退職することについては触れません。このように現在の属性で借り入れを行って不動産物件を購入し、すぐ転職する際に注意しなければならない点などがあれば教えてください。また、どのような物件に投資するとよいのか、おすすめがあれば教えてください。今は新築アパート一棟を中心に考えていますが、利回りが低いのが懸念材料です。(40代前半 既婚・子供1人 男性)
総崩れの「仮想通貨」マーケットで何が起きているのか
ビットコイン、イーサリアムは半値水準
先週、仮想通貨マーケットは大きく揺さぶられました。ビットコインは1月16日に、一時1ビットコイン=100万円を割り込むレベルまで下落し、昨年12月に付けた最高値(同227万円程度)から半値以下になりました。他の仮想通貨でも、時価総額が2番目に大きいイーサリアムが終値ベースで、1月10日に付けた高値1イーサリアム=16万7,000円から、同月17日にはほぼ半値の8万9,000円まで下落。時価総額が3番目に大きいXRP(リップル)は、1月4日の375円から1月17日の102円まで、短期間で4分の1程度まで暴落しました。仮想通貨のマーケットで今、何が起きているのでしょうか。そして、価格の乱高下を繰り返す“新たな通貨”を、私たちはどう受け止めればいいのでしょうか。
NISAか確定拠出年金か? コツコツ積み立て派の運用術
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。2011年からインデックスの投資信託で老後資金のために分散投資をしています。一昨年からは夫婦でNISA口座を開設し、バランス型投信で子供2人分の教育資金を積立てています。現在、投信で積み立てた老後資金は850万円、教育資金は2人分で180万円程度です。今後も老後資金を36万円、教育資金を24万円を年間で積み立てる予定です。会社には企業型確定拠出年金がありますが、現在マッチング制度は導入されていません。2017年からは企業型確定拠出年金に加入していても、個人型確定拠出年金に加入できるようになったと聞きます。この場合、老後資金用として証券口座で分散投資している積立額を減らし、上限枠一杯まで個人用確定拠出年金で積立を行ったほうがよいのでしょうか? 個人用確定拠出年金の適用枠を拡大する際に注意すべき点を含め、アドバイスいただければと思います。【現在の状況】現在の収入:680万円(共働き)今後の収入と支出:今後も大きな収入変動はなし金融資産
税金の“二重取り”にご注意 海外証券口座の活用メソッド
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は野瀬大樹氏がお答えします。昨年、アメリカから帰国しましたが、バンガードの口座を非居住に切替えて残しています。日本でバンガードの投資信託を間接的に購入したり、ETFをアメリカ株式取引で購入したりするよりも手数料が安く有効だと思っているのですがいかがでしょうか? 税務申告周りが煩雑になるかと思いますが、来年以降はアメリカでの確定申告は不要で5%が源泉徴収されるのみと理解しています。その上で日本での確定申告はどのようになりますか? 日本の税率との差額15%分を申告納税すればよいのでしょうか? また日本の特定証券口座と損益通算は可能ですか? アメリカの証券口座の効果的な活用法をお教えいただけると幸いです。(40代前半 既婚・子供1人 男性)
リノベマンションは高く売れる? 不動産取引の鉄則
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。家族構成が確定したのと現在住んでいる定期借家の期限があと2年を切ったので、住宅の取得を考えています。主人も私も転勤はありませんが、子供が自立し退職したら、主人の実家に帰ろうと思っています。新築マンションにはあまり魅力を感じず、1,500万円ほどの中古マンション(駅より徒歩10分、築後35年、耐震補強済)を購入後、建築家にお願いしてリノベーションしようと思っています。費用は1,000万円を想定しています。その後、もし物件を売却する場合、リノベーションした分は売却価格にどのように反映するのでしょうか? 多少は高く売れますか?(30代前半 既婚・子供2人 女性)
20代を襲った突然の難病…借金も抱え家計は“火の車”
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は深野康彦氏がお答えします。私は昨年、新社会人としてスタートしました。月の手取りが約21万円、家賃4万7千円で、保険は会社の社会保険のみ加入している状況です。深いことは考えずに、毎月の収支はプラスマイナスゼロ、ひどいときはカード会社からキャッシングローンを借りて生活をしていました。ギリギリの生活をしていたなか、国の難病指定になる病気にかかり、現在も治療のため入院しています。運良く、入院前に約50万円ほどの夏のボーナスが入ったことと、親の援助も受けつつ、高額療養費を利用して、今は入院費を支払っています。今月末には退院できると思うのですが、それ以降も難病のため、「すぐの仕事復帰は難しい」と医者に言われています。それまでは会社の保険から月に13万円ほどの傷病手当金が振り込まれる予定なので、それを生活費や入院費に当てるつもりです。現在利用している高額療養費で支払った入院費は難病の特定疾患認定証が交付されれば、還付金として払い戻しができるそうです。しかし、いつ特定疾
74歳の母の600万円、“安全”な運用の最適解は?
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読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。母は、74歳で一人暮らしです。購入した国債600万円が満期となり、その後の運用をどうしようか相談されています。証券会社からは外貨建ての投資信託を勧められているようですが、年齢から為替リスクのある商品を選択すべきではないと考えています。安全性と換金性を優先した、なるべく有利な商品を検討したいと思うのですが、お勧めの方法はないでしょうか。(40代後半 既婚・子供3人以上 男性)
毎月3万円から将来に備えたい 26歳の私はなにを選ぶ?
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読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は深野康彦氏がお答えします。26歳女、独身です。将来のために、定期預金等を利用するか、投資信託に挑戦するかで悩んでいます。・月給手取り:17万円(賞与年3ヶ月分)・一人暮らし:家賃5万8千円・毎月の支出:平均13万円(家賃含む)・貯金:約200万円・定期預金なし。普通預金口座に貯めているだけ・仕事:私立学校職員 私学共済加入現状は上記の通りです。お金は普通預金口座に貯めているのみ。毎月の給与から定期や投資に回せる金額は3万円くらいと考えています。最近、転職し、職場の給与天引きの定期預金(0.6%)に申し込むか、銀行のスーパー定期か、投資信託に挑戦するかで悩んでいます。株の知識は、NISAを調べて少しわかってきた程度です。そのため、私がもし投資をするとしても、投資信託のインデックスファンドかと思っています。投資信託を始めるなら、若ければ若いほどよいと聞きます。26歳が早いのか遅いのかわかりませんが、お金を自由に使える独身の今がチャンスだと思っています。最近、
幸せな“セカンドライフ”のために最も大切なことは?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は深野康彦氏がお答えします。現在61歳、持ち家で妻と二人暮らしです。子供2人はそれぞれ結婚独立しています。今年の春、会社を退職する予定です。65歳以降は厚生年金、企業年金等で年600万円程度の収入はあるため、それ以外の金融資産については、ある程度のリスクは取りつつ、3%程度で回していければと考えています。妻名義の一時払い終身、個人年金原資が4,000万円程度ありますが、それ以外の流動性資産は5,000万円程度です。リタイアが近いこと、国内株が2万円の大台にも乗っていることから、安全資産の割合を増やしたいと思っています。最近、株の一部を売却し定期預金を増やしていますが、あまりにも利率が低いので債券投資を考えています。とはいえ、世界情勢や新興国債券は安全性の観点から海外債権の選び方にも悩んでいます。現時点でのおおまかなポートフォリオは、預金1,600万円、国内株1,400万円、海外株1,000万円、国内債300万円、海外債450万円、REIT250万円といった
資産運用の基礎知識「債券ファンド」に潜む2つのリスク
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。債券ファンドについての質問です。債券は金利低下により債券価格が上がり、金利上昇により債券価格が下がると理解しています。金利上昇によって債券価格が下がったとしても満期まで保有していれば元本割れは発生しないことも理解していますが、国内債券型ファンドは複数の債券を組み合わせて運用し、ファンド自体の満期がありません。日本は金利低下が続いていたので、これまでは国内債券型ファンドを購入しても問題なかったと思いますが、今後、もし金利が上昇していく状況になった場合、国内債券型ファンドの基準価額はどのように推移するのでしょうか? 国内債券型ファンドを購入しても問題ないですか? また保有分は売却しなくても大丈夫なのでしょうか? 教えてください。(50代前半 既婚・子供2人 男性)
20代の投資術:総資産800万円、私の“次の一手”は?
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読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。資産の中の現預金の割合が多いように感じています。今後、物価が上昇する可能性が高いことや、まだ20代なのでもう少しリスクを取ってリターンの大きい資産に投資したいと考えています。具体的にどのような手段が考えられるでしょうか? また相対的に日本円の価値が下がっているように感じることから外国通貨の預金に興味を持っていますが、どのような投資方法があるかをよく理解できていません。すでに以下を始めています。アドバイスをください。【現在の投資状況】・10年以上の中長期的な資産形成として、ノーロードの積立投資信託に毎月5万円を投資しています。今は新興国株式や先進国株式の比率を比較的高めに設定したポートフォリオを組んでいます。・短期的な資産形成として日本株式投資を始めましたが、まだまだ勉強中で利益を得るにはいたっていません。・年金(確定拠出年金など)を除く資産の割合:総額約800万円・預金(日本円):88%・日本株式:2%・投資信託:10%・昨年は1
将来の“ハイパーインフレ”に私たちはどう備えるべき?
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読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。以前、ある投資家が将来的にハイパーインフレが起こると予想していました。これに対し、なにか対策を講じておいたほうがよいでしょうか? 現在は投資信託と貴金属に毎月2万5,000円づつ投資していますが、今後、貴金属の割合を増やすなどしたほうがいいですか?(40代前半 独身 男性)
音楽で飯を食う35歳、年収700万に到達し投資に興味
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読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は深野康彦氏がお答えします。音楽で生計を立てている35歳です。ここ数年でようやく収益が安定して年収が700万円ほどになり、投資を考え始める段階になりました。まだ資産のない自分にとって、インカムゲインよりもまずはキャピタルゲインで資産形成を図るのがよいと思っています。しかし、今年に入って会社員からフリーランスに転向したため、リスクには慎重にならなければという認識も持っています。投資への入り口でつまづきたくないので、よいアドバイスをお願いいたします。(30代後半 独身 男性)
「1000万円の使い道」に悩む30歳にお金のプロは“苦い顔”
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は深野康彦氏がお答えします。今年30歳になる独身男です。現在は士業として事務所に雇われており年収は600万円ほど。借金、ローンはなく、不動産や車は所持していません。住まいは家賃8万7,000円の賃貸マンションです。金遣いは荒くないと思うのですが、遠距離恋愛中の恋人との交際費がかなりかさみ、毎月の収支は赤字でボーナスを入れてトントンといった状態です。 数年後には独立しようと考えています。現在の顧客の付き方から、独立した1年後には年収1,000万円程度になるだろうと勝手に試算しています。以前、外資系メーカーに勤めており年収1,000万を超えていた時期もあるため、年齢の割に資産は増え、全部で1,500万円程度です。そのうち外貨建ての社債を300万円、外国株のETFを200万円ほど長期で保有しています。残り1,000万円は、日本株の個別銘柄を短期売買して遊んでいます。さて、本題に入らせていただきます。現在余っている約1,000万円の使い道として、中古マンションへの