大型連休は株価も弾む?「GWラリー」は実在するのか
弾むのは気持ちだけじゃない
1週間後にゴールデンウィーク(GW)がやってきます。待ちに待った方も多いことでしょう。土曜と日曜に仕事がお休みという読者の方にとっては、今年のGWは祭日の並びが絶好なので、5月1日と2日にも有給休暇が取得できれば9連休になります。3月の年度末の決算やら、新年度入りでバタバタだった方々にとってみると、お仕事も一段落したタイミングで、GWはゆっくりとお休みができる楽しみな時期ですよね。どこも混んでいて、家でゆっくりと過ごしたいと思う方もいるでしょう。あるいは、せっかくの連休、旅に出て気分転換したいと考える方も少なくないかもしれません。実は、今年のように9連休も取れる人が少なくない年には、特に株式市場ではGWが注目のテーマになります。旅行客が増えそうという思惑なら航空会社の株価が注目されたり、入園者が増えそうだと見込まれるなら遊園地やテーマパークなどに関心が高まります。ただ、この手のGWの注目株は、前からお休みのスケジュールがわかっていることもあり、どの時期で株価が買われるのか、今ひとつわからないため、投資タイミングが難しいものです。また実際には、GWが雨天続きだとテーマパークの客足にも影響
決算シーズン直前!事前&事後に確認すべき4大ポイント
“決算またぎ”で失敗しない
4月26日は120社程度、翌27日は300社程度と、来週からいよいよ3月期決算企業の決算発表がピークを迎えます(4月16日時点)。株価の先行きを占ううえで「最も重要である」と言ってもいい決算発表。株式投資をするうえでは、どのような点に注目すればいいのでしょうか。
安値で仕込んだ“優待マニアようこりん”イチオシの優待銘柄2社
安い時期に仕込みたい楽天ともう1社は?
4月は本当に気温差が激しいですね。朝、夕は寒かったかと思えば、日中は汗ばみ昼間は半袖で過ごしている人も見かけます。もうすぐゴールデンウイークも近いことですし、体調を崩さないようにして楽しみましょうね。さて4月の優待は31社ととても少ないですので、今回は、ズバリ!最近、私が買い増ししている銘柄を2社、優待と共に詳しく紹介したいと思います。ことわざの計算方法も試しているので参考にしてみてくださいね。※購入は自己責任でよろしくお願いします
“政治の年”で株価停滞、「インドネシア株」は仕込み時?
大型株が冴えない動き
今年2月にインドネシアのジャカルタ総合指数は史上最高値である6,693ポイントをつけました。しかし、個別銘柄の年初来騰落率を見ると、通信最大手のテレコムニカシ・インドネシアが-18%、英蘭系ユニリーバの子会社で消費財国内最大手のユニリーバ・インドネシアが-10%、自動車を中核事業とする大手企業グループのアストラ・インターナショナルが-9%など、大型株が冴えない動きとなっています。現地の株式市場では、昨年半ばより目立ち始めた海外投資家の売り越し姿勢が今年も続いており、大型株の株価の重石になっています。このような傾向はいつまで続くのでしょうか。インドネシアの現状について見てみましょう。
外国証券への投資を始める前に知っておくべき注意点
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は花輪陽子氏がお答えします。新しく外国投資を始めようと考えています。そこで気になったのは、外国投資を円建てで買うか、現地通貨建てで買うかです。証券会社の中には円建てで株を買える会社もありますし、いちいち為替を気にせずに買えるので便利です。たとえば昨今のドルに対する円高ニュースを知ると、ドル建てで買った方が得なのではと考えています。外国投資を始めたばかりの人は、「円建て」と「現地通貨建て」のどちらがよいのでしょうか?〈相談者プロフィール〉・男性、25歳、未婚・職業:会社員・居住形態:賃貸・住んでいる地域:東京都・手取りの世帯月収:25万円・毎月の支出目安:20万円
優待マニア主婦が選ぶ4月の「おいしい」優待銘柄!
少ない中から厳選した3企業
今年の桜は早かったですね。まだまだゴールデンウイークまでは、時々寒い日があるので、気温差で体調を崩さないように気を付けましょう。さて、株式の方も4月からは新しい会計年度を迎える企業が大変多くて、優待のある会社も3月は800社あったのに対して4月は31社ととても少ないです。しかしながら魅力的な優待がある会社もありますので3社をご紹介しますね。すでに株価がかなり高い会社もありますので、覚えておいて、日経が大暴落した日か権利落ち後の安値を狙って投資するのも手だと思います。※購入は自己責任でよろしくお願いします
株初心者にこそ使ってほしいテクニカル分析ツール
「グランビルの法則」をご存知ですか
日経平均株価は2018年1月23日に 2万4,129円と、1991年11月以来、約27年ぶりとなる高値を付け後、調整局面に入っています。この調整局面がいつまで続き、どの段階で反転上昇に向かうのか、株初心者では判断がつきづらい状況です。しかし、足元のような状況においても、トレンドや移動平均線を活用したテクニカル分析を用いれば、重要な下値メドや戻り高値のメドをあらかじめ予測することが可能です。
投資を考える時のAIとの上手な付き合い方
AIからの予測値を冷静に判断する
3月からスタートした連載も、今回で3回目になりました。これまでの2回は、「桜の開花が早いと株価が高い」「遠くに引っ越す人が多いと株価が高い」という、将来の株価の予測にも使える意外なデータを紹介してきました。今回はちょっと毛色を変えて、AI(人工知能)のお話をしたいと思います。毎日、テレビやインターネットのニュースでは、少なくても1日に1回はAIの話を耳にする方も多いでしょう。AIで私たちの生活が便利になるという話もありますが、その一方で、たくさんの仕事がAIに奪われそうだという気掛かりな話もあります。専門家でもない限りAIの構造やシステムの詳細がわからないのは仕方ないことです。しかし、私たちの生活に今後どんどん入り込んでくるものなら、AIをどのように使って行ったら良いか、知らなければなりません。たとえば、私たちは自動車がどのように動いているのか、細かい構造はよくわかりません。しかし、ハンドルを握ってアクセルとブレーキの使い方がわかれば、運転することができます。AIも車と同じで、構造の詳細までを知っておく必要がないのです。そこで今回は、投資の世界でAIを使った予測との正しい付き合い方のお
非課税メリットを最大限に活かした、NISAのおトクな運用法
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回はプロのFPとして活躍する野瀬大樹氏がお答えします。NISA口座はどう扱えばよいのですか。どのような商品(株、ETF、投信)を、どんなタイミング(毎月、四半期)で購入すべきなのか。また、iDeCoとの使い分けなども知りたいです。(40代前半 男性 既婚・子供1人)
「引っ越し」の分析から“未来の株価”が見えてくる理由
県間移動比率の変動を読み解く
3月といえば、多くの会社で昇進や異動が発表されて、サラリーマンにとってはドキドキする人も少なくない時期です。自分がやりたい仕事への異動希望がかない、ハッピーな気分のうらやましい方もいるでしょう。異動といえば、転勤となるケースもあります。皆さんの同僚や家の近所にも、転勤で離れていく方もいらっしゃるかもしれません。そして、転勤といえば引っ越しです。ところで、連想ゲームのように「3月→異動→転勤、そして引っ越し」と進みましたが、実は、この引っ越しが株価と意外に深い関係があることを見つけたので、紹介します。
まもなく権利落ち日、「配当金狙いの買い」は正しいのか
「権利落ち日の値下がり」を検証する
年度末である3月末は、多くの銘柄で権利付き最終日を迎えます。東証1部上場銘柄のうち、3月末決算の銘柄は1,473銘柄と、全体の7割程度を占めています。この時期、個人投資家を中心に人気を集める売買手法として、「配当金狙いの買い」があります。
史上最高値が目前、「ベトナム株」はどこまで伸びる?
2017年は48%の株価上昇
ベトナム株式市場の代表的な株価指数のVN指数が、史上最高値に迫る動きとなっています(3月19日現在)。2017年にVN指数の年間上昇率は48%となり、ベトナムは世界で最も上昇した株式市場の1つとなりましたが、今年もその勢いが持続しています。2月半ばに、米国発の世界同時株安で一時的に大きく調整したものの、戻りの鈍い他市場を尻目に急回復。2007年につけた史上最高値も射程圏内に入ってきました。しかし、ベトナムといえば、VN指数が2006年の年初から2007年3月までのわずか15ヵ月間で、305.28ポイントから1,170.67ポイントまで4倍弱上昇し、その後2009年2月の235.50ポイントまで、23ヵ月間で5分の1となった記憶がよみがえります。今回は、このようなことはないのでしょうか。
開花が早いと株価はどうなる?桜と日経平均の意外な相関
桜の開花条件が景気に連動
皆さんの身近には、景気や株価と意外な結びつきがあるデータがたくさんあります。筆者は『サザエさんと株価の関係』という、ちょっと不思議なタイトルの本で「サザエさんの視聴率が下がる時に株価が上がり、逆に視聴率が上がると株価が下がる」という関係を紹介しました。サザエさんのオンエアー時間は、日曜の夕食時間に重なります。サザエさんの視聴率が高ければ、それは夕食時に自宅にいる家庭が多いことを意味します。その時間、レジャーを楽しんだり、買い物をするといった、消費にお金が回っていないと、景気や株価にネガティブに働くというわけです。こうした意外な関係をたくさん知ることで、経済に親しくなるだけでなく、相場を予想して儲けることにもつながるでしょう。今回から、こうした景気や株価のジンクスといえる、意外な関係も紹介していきます。
優待マニア主婦厳選!美味しい優待品が届く3月銘柄
今月は1年で最も優待が多いとき
強い風が吹いて、春はすぐそこだな〜と感じた今日この頃。ですが、日によって気温差がかなりありますので油断は大敵ですよ。我が家ではダンナが最近、風邪をひいてしまいました。風も強いけど、風邪にも気を付けてくださいね(笑)さて3月の優待は817社と1年で1番多く、私の持ち株も3月優待銘柄だけで、かなりあります。いろいろ迷ったのですが、その中で家族も喜ぶ優待品で自宅に届く「お楽しみ企業」を3社選んでみました。※購入は自己責任でよろしくお願いします
株式市場は「森友問題」をどこまで織り込んでいるのか
外国人投資家の視線を読み解く
昨年10月22日に実施された衆議院議員総選挙で自由民主党が大勝すると、欧米の政権関係者から「今時、与党が大勝できるのは珍しい」と、うらやましがられました。「日本ほど、政権が安定している国は少ない」と見られ、同年10~11月は外国人投資家の日本株買いが増え、日経平均株価は大きく上昇しました。ただし、そう考えられたのは一時的でした。学校法人「森友学園」への国有地売却に関する問題で、安倍晋三政権は再び窮地に立たされています。財務省が決裁文書を書き換えたことを認めたため、麻生太郎財務相と安倍首相の責任を問う声が強まっています。外国人投資家は日本の政治動向に敏感です。自民党政権の安定性が強まる時は、「資本主義の構造改革が進みやすくなる」と判断して日本株を積極的に買ってきます。逆に、自民党の政権基盤が弱くなると、日本株を売ってきます。彼らは、このニュースをどう見ているのでしょうか。
初心者でもデキる、IPO銘柄投資の“傾向と対策”
投資のプロはどこを見ているか
新規上場(IPO)銘柄の初値が好調です。IPOとはInitial Public Offeringの略で、不特定多数の投資家が参加する株式市場において、株式の売買が可能となることを意味します。それまでは家族ですとか、志を一にする同士など、いわば身内の集まりであった私企業が、IPOを機に公器となるわけです。上場に当たって企業は、新株を発行して広く投資家から資金を調達するのが一般的で、その際の株価が公開価格です。IPOする企業は上場前に、幹事の証券会社を通じて公開価格を提示し、資金を募ります。そして上場日に、取引所を通じて株が売買されるのです。2017年のIPO89銘柄は、公開価格に対して1銘柄平均で2.1倍の初値が付きました。公開価格は将来の収益、既上場の類似銘柄との比較、当該IPO銘柄に対する需給動向などを総体的に勘案されて、通常は本来の価値よりも割安に設定されているケースが一般的です。けれども、さすがに半額ディスカウントの設定は考えにくく、足元のIPO人気がうかがえるところです。
勤務先と投資先“卵を一つのカゴに盛る”持株制度のリスク
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回はプロのFPとして活躍する花輪陽子氏がお答えします。従業員持株制度で、株が増加して2万株になりました。売却すれば3,000万円くらいになるのですが、配当金として今のところ70万円もらえるため、定年後を見据えどのようにしておけば良いか悩んでおります。ご指導のほどお願いします。〈相談者プロフィール〉・男性、58歳、既婚、子供2人・職業:会社員・居住形態:持ち家(戸建て)・住んでいる地域:埼玉県・手取り年収:500万円・毎月の支出目安:40万円
日銀「黒田マジック」、次の5年は何を期待?
実態なき神通力に過度の期待は禁物
日本銀行の黒田東彦総裁の続投が決まりました。就任当時の日経平均1万2,000円台が、3月8日時点で2万1,000円台と大きく上昇しており、株式市場的にはプラス評価でしょう。一方で日銀金融政策のマイナス影響への指摘もありますし、追加策が見当たらず限界論も聞かれます。そもそも日銀政策がどういう効果があったのか、次の5年に何が期待できるのでしょうか。