はじめに

保険に加入するその他のメリット

生命保険の死亡保険金には一定の相続税非課税枠があり、非課税限度額(500万円×法定相続人の数)までの金額は非課税として相続税がかかりません。預貯金で保有していると課税されてしまいますが、非課税枠を使えば、相続税軽減につながります。

国税庁の調査で、相続税の課税対象となった被相続人のうち、約7割の人が、非課税枠を活用しきれていないと公表されています。使えるものはフルに使いましょう。

死亡保険金は請求手続きをすれば、一週間程度で受取りが可能なので、すぐに現金化できることもメリットです。万一ご家族が亡くなられた時、定期預金にお金があることはわかっていても、死亡後は銀行口座が凍結され動かすことができません。葬儀費用や整理費用に死亡保険金が大変役立ったという声も聞いています。

介護資金のためにも増やしておく

退職金をそのまま寝かせている方の中には、リスクを負ってまで相続財産を増やす必要はないというひともいます。しかし、これからの時代は長生きのリスクを背負って生きていかなければなりません。将来介護状態になった時、介護サービス料は年金の中で払っていけるかもしれませんが、介護度が進み施設入居しなければならなくなった場合、資金が足りなくなる可能性もあります。亡くなった時の遺族のためだけでなく、自分のために資産を増やしておくことも必要ではないでしょうか。

限りある資金です。商品の特性を活かして、有効に活用しましょう。

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