はじめに

習慣4:「振り返り習慣」で投資への信頼を取り戻す

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「メンタルがやられる」のは、実はパフォーマンスよりも自分を信じられなくなることが原因であることも多く、その予防策となるのが定期的な振り返り習慣=トレード記録です。投資を仕事だと思えば、日報を書くのは当たり前ですよね。

例えば、次のような内容を記録するようにしましょう。
・どんなトレードをしたか(銘柄・時期・損益)
・何を根拠にその判断をしたか
・反省点と次の改善策、相場環境(指数、出来事、センチメント)
・自分の感情(焦り、不安、自信、迷い)

ポイントは「感情を含めた記録」をすること。人間は合理的でない行動を取ったり、同じ過ちを繰り返すことが多々あるからです。過去の自分を記録することで、そのパターンに気づき、回避できるようになります。

また、成績が悪かったときだけでなく、良かったときこそ記録しましょう。これが自己信頼と成長を支えます。勝てる投資家でトレード記録をつけている方は多くいらっしゃいます。「なぜうまくいったのか」が明確になれば、それを再現できるようになるからです。

習慣5:日常にもジャーナリングを取り入れ、心身を整える

最後に、投資以外の日常生活の“質”を考えます。心や身体が整っていないと、判断力も感情も乱れます。これはスポーツ選手がコンディションを整えるのとまったく同じです。

そこで、ジャーナリングを「投資以外の日常生活」にも応用し、戦略を持ちましょう。

毎朝、今日は何をするかという目標設定とともに、今日の相場とどう向き合うかという投資家としての目標も書きます。週末には、1週間の投資成果のまとめとともに、今週の睡眠・食事・運動・人間関係の自己評価や来週の目標などを立ててみるのも良いと思います。

以上、知識や分析力だけでなく、「自己理解」と「再現性」が必要な投資で、ジャーナリングを活用してみてはいかがでしょうか。
この記事が皆様の投資の一助に少しでもなれば幸いです。

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