はじめに
金融資産に占める株式等の比率は?
6月27日に日銀が発表した2025年第1四半期資金循環統計によると、個人金融資産に占める株式等の比率は12.2%(268兆円)で、投資信託の6%(131兆円)を加えても18%となり、依然として米国の50%台と比較すると低いことがわかります。なお、2025年3月末の家計金融資産の残高は2195兆円です。そのうち51%の1120兆円が現金・預金が占めています。また、保険・年金・定型保証 が571兆円と26%を占めています。
先週の日経新聞社の報道によると、2026年3月期の配当総額は19兆9900億円と前期比3%増え、5年連続で過去最高を見込むとの報道がありました。特徴的なのが、減益ながらも配当を増やす企業が増加したことです。要因は、東証が促す「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」によって、日本企業に変化が出てきたことです。株式投資はリスクもありますが、こうした企業の変化を捉えることも重要と感じます。
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