はじめに

毎日暑い日々が続きます。そうした中で激戦を繰り広げられていた高校野球も沖縄代表の沖縄尚学高校が西東京の日大三高に3対1で勝ち、初優勝を果たしました。今大会は、本当に面白い試合が多かったですね。

そのような矢先に、沖縄県の老舗ビールメーカー、オリオンビール(409A)が9月25日に東証プライム市場に上場すると発表しました。沖縄県の製造業で東証に上場するのは初めてです。


想定価格はいくら?

オリオンビールは、1957年に沖縄で創業した老舗ビールメーカーです。定番の「オリオン ザ・ドラフト」だけでなく、最近はプレミアムビールやフルーツフレーバーのチューハイなど、個性豊かな商品を多数発売しています。

主幹事会社が設定する想定価格は770円とされており、時価総額314億円、資金吸収額191億円規模となります。主幹事を野村証券、みずほ証券、SMBC日興証券が務め、引き受け幹事会社にSBI証券、松井証券、楽天証券が担います。仮条件が9月8日(月)に決定し、ブックビルディング期間は2025年9月9日(火)~9月12日(金)です。ブックビルディング期間とは、株式などの新規発行時に、発行価格を決めるために「投資家がどれくらいの株数をいくらで買いたいか」を申告する期間のことです。ブックビルディングに参加するためには、担当する証券会社に口座を開設している必要があります。人気の銘柄の場合、申告者すべてが購入できるわけではなく、抽選で割り当てられることとなります。

現在、野村HD(8604)とカーライル傘下の投資会社がそれぞれ約40%、アサヒGHD(2502)傘下のアサヒビール(2502)と近鉄GHD(9041)が約10%ずつ保有しています。野村HDとカーライル傘下の投資会社が保有株の一部を売り出す予定です。

8月21日に公表した2026年3月期の業績を見ると、売上高301億600万円(前期比4.3%増)、経常利益37億8800万円(同9.9%増)を計画しています。なお、2026年3月期第1四半期累計期間(実績)の売上高は、70億4500万円、経常利益は10億8400万円でした。

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