はじめに

株主への利益還元を重視する方針

同社グループは、会社経営に対する基本的方針であるORION WAYに基づき、株主に対する利益還元を重要課題の一つとして認識し、剰余金の配当等を安定的かつ継続的に実施することを基本方針と定めています。


①年間配当に係る指標と目標水準として、親会社株主に帰属する当期純利益をベースとした「配当性向50%」「DOE(株主資本配当率:配当総額÷株主資本)7.5%」とし、それぞれ計算された結果の高い金額を各期の配当金額とする
②配当は中間及び期末の年2回とする
③中間配当の金額は、親会社株主に帰属する当期純利益の通期予想金額をベースに算出した年間配当金額の半分とする
④中間配当及び期末配当の決定機関は取締役会とする
⑤成長投資や財務健全性を勘案しつつ、自己株式取得を含めた追加的な株主還元を機動的に検討・実施する


2026年3月期における配当を1株当たり40円(中間配当は20円)とする方針を決議しています。現在の想定価格から、配当利回りを計算すると5.19%になります。

また、7月25日に開業したテーマパーク「ジャングリア沖縄」の用地は同社が保有しており、運営会社に出資しています。パーク内では酒類を独占販売しています。8月25日で1カ月を迎えましたが、アトラクションの待ち時間が連日3時間を超えている状況です。運営会社は午後入場チケットの発売などで来場の時間帯を分散させ、混雑緩和につなげようと取り組んでいます。グループ会社であるオリオンホテル株式会社が運営するオリオンホテルモトブリゾート&スパは、秋にかけて前年を上回る予約状況となっています。

決算発表と同時に公表した中期経営計画の中で、「沖縄と共に循環成長するビジネスモデルの強化」を目標として、沖縄の魅力の詰まった商品・サービスの提供、強固なグループ収益構造の構築、サステナビリティ経営基盤の整備とインパクトの創出を推進することで売上高(酒税抜き)年平均成長率約5%、ROEを約15%(前期10.8%)を目標に掲げています。

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