はじめに

急騰後の今からでも買っていいのか?

執筆時点(10月21日終値)の株価は5,320円。2026年の予想1株利益(EPS)は252円のため、予想PERは約21倍となります。外食産業の中ではやや高めですが、

・安定した利益体質
・増配余地あり
・海外展開の成長ポテンシャル

などを考えると、「割高」とは言い切れません。むしろ、決算発表前に大きく下落していた分、今が“仕込みのチャンス”と見ることもできます。

テクニカル面から見る現在地

画像:TradingViewより

テクニカル面を見ると、日足チャートは、10月9日の安値 → 決算後のギャップアップ(ストップ高) → 現在値という流れ。出来高が急増し、移動平均線の上に株価が乗り、サポートされていることから、25日移動平均線を割らなければ、中期的な上昇トレンド入りの可能性が高まります。

決算発表をきっかけとした短期的な利益確定売りが一巡し、再び反転のサインが見えるタイミングを虎視眈々と狙いたいところです。

注意すべきリスク要因

とはいえ、楽観は禁物です。特に注意したいのは、食材価格や為替の動向といった外部環境の変化。当社は多くの食材を輸入に頼っており、円安が進行すれば調達コストが上昇します。また、物流費や加工費の増加も利益を圧迫し、場合によっては業績の下方修正リスクもあるでしょう。

現政権(高市政権)は円安容認スタンスと見られるため、その点は慎重に見極めつつ、じっくりと押し目のチャンスを探りたいところです。

※本記事は投資助言や個別の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。

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