はじめに

新指数連動型ETF「グローバルX ETF」が上場

東京証券取引所は2025年11月5日、この新指数に連動する上場投資信託(ETF)「グローバルX 日経平均株主還元40-日本株式 ETF」の上場を承認しました(上場日:11月26日)。

本ETFは、上記の「日経平均株主還元株40指数」への連動を目指す商品であり、日経平均株価の構成銘柄から金融および不動産銘柄を除外し、予想配当利回りが上位70%以上、過去3年のうち2年以上自社株買いを行っている企業を抽出しています。おもな組み入れ銘柄は、三菱商事(8.6%)、三井物産(8.6%)、伊藤忠商事(7.7%)、信越化学工業(6.8%)、キヤノン(6.5%)です。株主還元が期待できる優良企業に投資するため、2024年8月や2025年4月の相場急変時にも、相対的に下落率が小さかったことが特徴です。

分配金支払基準日は年4回(1月10日、4月10日、7月10日、10月10日)、信託報酬は0.275%(税込0.3025%)以内に設定されています。

従来の高配当戦略「NEXT FUNDS ETF」との違い

既存の高配当型ファンドとして、「NEXT FUNDS 日本高配当株アクティブ上場投信(2084)」があります。このファンドは、従来の配当中心の評価に加え、自社株買いも含めた総合的な株主還元政策を評価する企業を組み入れています。

同ファンドは10月末現在、100銘柄で運用され、資産総額は103億円です。組み入れ上位銘柄はENEOS(5020/3.4%)、丸紅(8002/3.0%)、みずほフィナンシャルグループ(8411/3.0%)、オリックス(8591/2.9%)、トヨタ自動車(7203/2.8%)などです。設定以来の騰落率は45%とTOPIXを上回る推移を見せています。


読者の方も株主還元や高配当に興味を持つ方も多いと思います。こうした商品があることを知っておいて損はないでしょう。

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