はじめに
優待目的だけではNG! 投資家視点の選定基準5つ

株主優待はあくまで、長期的な視点で投資判断を行う中での“楽しみの一つ”として捉えることが推奨されます。優待目的の買いが株価を押し上げ割高になることがあること、優待はボーナス的なものに過ぎず、本来は事業成長や財務が最重要であることなどはぜひ押さえておいてください。
今回選んだ5銘柄は優待内容の豪華さだけではなく、投資家としての視点から、以下を考慮して選定しました。
1.優待利回りが高い(または、実質的価値が高い)
年間何円相当の食事券か、継続保有で増えるかを評価。
2.使いやすさ(店舗数・業態の幅広さ)
外食優待の本質は「使いやすさ」。全国チェーンは高評価。
3.財務健全性と事業の安定性
優待は利益の余剰で行う制度なので、不安定な企業は優待改悪リスクが高くなります。
4.長期保有メリットの有無
インフレ時代は長期投資が基本。継続保有特典は節約効果がより積み上がります。
5.優待の継続可能性(優待廃止リスクの低さ)
最近は優待廃止する企業も増えているため、優待制度自体の持続可能性を慎重に評価すべきです。
株を活かし、節約と資産増の両方を目指す
新NISAで日本の投資人口は増えましたが、2026年に拡充予定という報道もあり、日本でも「株を生活に活かす」文化が広まることが期待できます。外食優待はその中心的存在となっていくことでしょう。
家計の支出を切り詰める節約には限界があるので、資産を増やすことにもコミットしたいもの。その両方を目指せるのが株主優待の良いところですし、個別銘柄投資の最初の1歩として、ハードルが低いのではないでしょうか。
外食優待を活用して“節約×資産形成×人生の楽しみ”を叶えてみては? ポートフォリオの一部として取り入れて、インフレ時代を賢く乗り切りましょう。
この記事が皆様の投資の参考に少しでも参考になれば幸いです。
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