今まで市場を牽引していた半導体関連銘柄が失速する中、総合小売の一丁目一番地銘柄イオン(8267)の株価が上場来高値更新中と快挙を見せています。小売業界に追い風が吹いているかといえば、そうでもない。原材料コストの高止まり、人手不足、実質賃金の低迷といったむしろ逆風下にあります。事実、同じく小売業界の大手セブン&アイ・ホールディングスの株価は、上場来高値にはほど遠い位置で低迷しています。
小売業各社が苦戦する中、なぜイオンだけが着実に評価を高めているのでしょう? そして、高値を付けたここからでも投資妙味はあるのでしょうか。