ある日、子どもたちのおままごとの様子を見て、筆者は思わず笑ってしまいました。
「お支払い方法は?」
「PayPayで!」
「ではこちらのQRコードを読み取ってください」
スマホ操作を誘導する流れまで完璧で、まるで本物の店員とお客さんのようです。
思えば、私たち大人も現金を使う機会がめっきり減りました。スーパーやカフェ、コンビニでもスマホをかざせば支払い完了。財布の中身を確認することも、硬貨を数えることもほとんどありません。
子どもたちにとっても「お金を払う=スマホをかざす」という感覚が当たり前になりつつあります。
そして今、そんな“現金に触れない世代”の子どもたちにとって、どうすれば「お金の価値を感じる力=金銭感覚」を育てられるのかが、親世代にとって新しい課題となっています。