はじめに

純資産総額1兆円超の投資信託(投信)が新たに登場しました。大和アセットマネジメントは12月3日、同社が運用する「iFreeNEXT FANG+インデックス」の純資産総額が1兆円を突破したと発表しました。

これにより、2025年10月時点で過去最多の12本となっていた1兆円ファンドは、12月3日現在で13本へと記録を更新しました。


「iFreeNEXT FANG+インデックス」は、2018年1月に運用を開始しました。同ファンドが連動を目指す「FANG+指数」は、米国の次世代テクノロジー企業群を指す造語「FANG」――フェイスブック(現Meta)、アマゾン・ドット・コム、ネットフリックス、グーグル(現アルファベット)――の4社に、その他の高度成長技術を持つ米国上場企業を加えた指数です。

現在は、FANG 4社に加え、アップル、ブロードコム、エヌビディア、マイクロソフト、クラウドストライク、サービスナウの計10銘柄で運用されています。

際立つ運用実績と純資産の急増

同ファンドは設定以来の基準価額が8.6倍と、好調に推移しています。この期間、S&P500が2.4倍、日経平均株価が2.1倍の上昇にとどまっていることからも、「FANG+インデックス」の上昇率が際立ちます。

年初来の騰落率は21.3%、年初来の純資産残高伸長率も2.3倍です。純資産の増加ペースも加速しており、10月10日に9,000億円を突破した後、わずか1か月半で1,000億円増加し、1兆円に達しました。

組入銘柄のうち、過去1年間の騰落率が高かった主な銘柄は以下の通りです。

・ブロードコム:151.1%高
・グーグル(現アルファベット):90.3%高
・クラウドストライク:47.2%高
・エヌビディア:28.1%高
・ネットフリックス:21.3%高
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