はじめに

主要な組入銘柄の動向

好調な運用を牽引する、採用企業の一部を紹介します。

ブロードコム

米国を代表する半導体メーカーのひとつで、主にブロードバンド通信やネットワーク機器向けの製品を手掛けています。データセンター向けの特注半導体を米テック企業から多数受託し、業績も好調に推移しています。時価総額は約270兆円と、2024年末比で2倍に達しました。10月にはオープンAI社とAI半導体を共同開発する構想も公表しています。

クラウドストライク

米国を代表するサイバーセキュリティ企業です。クラウドネイティブなセキュリティ技術を軸に、AIによる脅威検知やゼロトラストアーキテクチャの強化など、次世代のセキュリティ戦略を推進しています。12月2日の決算発表では、2026年1月期通期売上高見通しを48億~48億1000万ドルへ上方修正しました。製品群全体で人工知能(AI)導入が拡大していることが追い風となっています。

ネットフリックス

月額会員制の動画配信サービスを世界中で展開するエンターテイメント企業です。映像制作だけでなく、ゲームやインタラクティブコンテンツなど新たな領域にも進出しています。2025年1月に有料会員数が3億人を突破し、会員数は全地域で増加していますが、特にアメリカとアジアの伸びが顕著です。

サービスナウ

2004年に設立された米国のソフトウェア企業で、クラウドベースのプラットフォームおよびソリューションを提供しています。AIを中核とした業務基盤の構築を通じて、企業の競争力強化と働き方改革を支援することを目指しています。同社は、2024年、今後数年間で20億ドルを投じてデータセンターを増強することを公表しています。

投資への留意点

純資産残高1兆円超のファンドは世界の時価総額上位の企業を含むものが大半を占めており、ハイテク・グロース銘柄の動向に左右されやすい傾向があります。投資を行う際には、これらの銘柄が下落した場合のリスクにも注意を払う必要があります。

投資管理もマネーフォワード MEで完結!複数の証券口座から配当・ポートフォリオを瞬時に見える化[by MoneyForward HOME]

この記事の感想を教えてください。