はじめに
年末年始は、どのようなご予定がありますか?長期休暇を利用して旅行へ出かけたり、実家へ帰省したりと、普段とは少し違う生活になる方が多いのではないでしょうか。しかし、こうした“非日常”の時間には、思わぬリスクが潜んでいます。たとえば、交通事故による死亡事故が最も多いのは12月です。年末年始は事故が増える傾向があるため、十分に注意したいものです。そこで今回は、年末年始に役立つ保険をいくつか紹介します。
1. ワンデイ(1DAY)自動車保険
帰省して車を運転する際、特に注意が必要です。前述のとおり、年末年始は交通事故が最も多い時期です。
私自身も年に1回だけ帰省して運転するのですが、毎回ヒヤヒヤしながら慎重にハンドルを握っています。普段あまり運転しない人がハンドルを握る機会が増えるため、事故が多くなるのも無理はありません。
また、帰省時には自分の車ではなく、実家の車を借りて運転するケースも多いでしょう。しかし、「本人限定」「運転者年齢条件」などの条件がついた自動車保険では、借りた車が補償対象外となることがあります。
そんなときに便利なのが、ワンデイ自動車保険です。1日単位(商品によっては半日単位)で加入でき、スマホやコンビニで簡単に申込みができます。借りた車で事故を起こすと、修理代などで貸主に大きな迷惑をかけてしまいます。万が一に備えるためにも、ワンデイ自動車保険の活用をおすすめします。
なお、年末年始はお酒を飲む機会も多いのですが、飲酒運転は論外です。被害者への補償は適用されるものの、運転者本人のケガや車両損害は補償されません。くれぐれも注意してください。
2. 旅行保険
年末年始に海外旅行を予定している方は、旅行保険への加入が必須です。クレジットカードに旅行保険が付帯している場合でも、以下のような違いありますので、必ず確認しましょう。
・利用付帯(旅行代金をカードで支払った場合のみ有効)
・自動付帯(カードを持っているだけで有効)
また、クレジットカード付帯の補償額は十分でないことも多いため、不足分をカバーする目的で旅行保険を追加加入するのがおすすめです。国内旅行の場合は医療保険が使えるため、基本的に旅行保険の必要性は高くありません。ただし、旅行を計画していたのに、インフルエンザにかかってしまった、身内に不幸があり旅行にいけなくなったという場合もあります。
そのような場合に備えられるのが、「旅行キャンセル保険」です。条件によりますが、旅行代金が全額戻ってくることもあります。
最近では、推しに会うために遠征を計画する人も増えています。推しのクリスマスコンサートが突然中止になり、ホテル代・飛行機代がムダなってしまった……という人のために「推し活キャンセル保険」といった商品もあります。