はじめに

4. 【デジタルの覇者】アンドエスティHD:服を売る「プラットフォーム」

グローバルワークやニコアンドを展開するアンドエスティHD(2685)。当社の強みは、自社ECサイト「and ST」の2,100万人を超える会員数で、もはや強力な「ITプラットフォーム」へと進化しています。最近では自社サイトで、他社ブランドの販売も開始しました。これはAmazonに近いプラットフォーム戦略で、流行が変わっても、サイト自体に顧客がいれば、売るものを変えるだけで生き残れる強みがあります。

投資のチェックポイント
「EC売上比率」と利益率の関係。2026年2月期第3四半期時点では、プラットフォーム事業が売上の5.6%(44億円)程度ですが、この比率が高まるほど店舗コストが抑制され、利益率が改善されると考えられます。

5. 【超速成長】yutori:Z世代の熱狂を「仕組み化」

最後に、10~20代の若者の圧倒的支持を受けるyutori(5892)です。「古着女子」などのSNSコミュニティから生まれた、デジタルネイティブなアパレル集団。最大の強みは、在庫リスクの圧倒的な低さです。SNSの反応をリアルタイムで分析し、売れる確信があるものだけを生産。既存のアパレルが苦しむ「大量廃棄」とは無縁の、極めて効率的なモデルです。

投資のチェックポイント
売上高成長率。年率30~50%近いスピード感は、投資家に将来のテンバガー(10倍株)を期待させます。一方で、M&Aによる急拡大後の失速リスクには注意。実際、それを先読みしてか、株価は2025年8月につけた上場来高値6,260円から2,500円レベルまで下落。ここからの挽回策を注視すべきでしょう。

各社の立ち回りを一言で表すと以下のようになります。

かつて分かりやすい洋服の流行りがあった時代から、多様性により各々の好きな服を着るようになり、アパレル業界の戦略も多種多様となってきました。

投資家としての銘柄選別も、自分がどのタイプの洋服が好きか、に影響を受けるかもしれません。洋服屋さんは、訪れるだけでも気分が上がりますし、商品の入れ替えや、店員さんのコーディネートなど、楽しめるポイントもたくさんあります。個別株投資に不慣れな人にも入りやすい業界です。

2026年、個別株投資にチャレンジしたい!と考えている人は、まずは自分の好きなブランドの「裏側」をチェックすることから始めてみてはいかがでしょう?

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