はじめに

保障内容は途中で変更できる?

多くの人にとって、人生で最大の「借金」となるであろう住宅ローン。住宅ローンを組む人にとっては、こうした保証範囲の広い団体信用生命保険によってさまざまなリスクに対応できるとより安心ですね。

ところが団体信用生命保険は、いったんローンの返済が開始になると途中で保障内容の変更をすることができません。保障内容を変更したい場合は、ローンの借換えをして新たに団体信用生命保険に入らなくてはいけません。

住宅ローンを組む際には、団体信用生命保険の保障内容についてもじっくり考える必要がありそうです。

健康状態によっては加入できないこともある

団体信用生命保険は、その名のとおり生命保険の一種です。つまり、加入時には一般的な生命保険と同じように健康状態についての告知をしなければなりません。

健康状態によっては加入を認めてもらえない場合があり、団体信用生命保険加入を融資条件とする金融機関だと、ローンの借入れができないこともあります。

その場合、引き受け基準が緩和された「ワイド団信」だと加入できる場合もあります。金利が0.3%程度高くなりますが、ローン支払中のリスクを考えると、加入する価値はあるでしょう。

ローンの借り換えは健康状態にも注意が必要

一般的に住宅ローンは20~35年と長期の借入れです。長い期間には、より金利の有利な住宅ローンに借り換えしたいというシチュエーションもあるかもしれません。

でも、住宅ローンの借換え=団体信用生命保険も新たに加入、ということ。健康でないと、借り換えしたくてもできない、という事態にならないとも限りません。住宅ローンと賢く付き合うためには、健康維持ということもとても大切なのです。

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