はじめに
将来のために、「自己投資」費用の確保も!
家計費の中の「その他」ですが、ここはできれば、一部を「自己投資」に使ってほしいもの。
人生100年を生きるといわれている現在、長く働き続けるスキルを身につけておくことはとても大切です。そのためには、仕事に役立つ資格の取得や語学教室に通い語学力をアップさせるなど、「自己投資」が欠かせません。
ただし、自己投資をする際には、かけた費用に見合ったリターンがあるかどかきちんと考えることが大切です。例えば、アメリカの大学に留学して語学を完璧にマスターするという場合、留学費用に数百万円かかったとしても、キャリアアップによってかかった費用以上に収入が上がる可能性がありますし、英語が話せることで世界中の人とコミュニケーションがとれる土台をつくることができます。ですからこういう自己投資は有効といえるでしょう。
他にも、健康維持のためにヨガに通ったり、体に良い無添加の食品を選んだりという具合に、将来の自分にとって有益と感じられるものは、有効な「自己投資」になりますね。
収入の一部を運用に回す
また、長生き時代に備えて、働くことと同時に、お金にも働いてもらうことも大切です。現在の大手都市銀行の普通預金の金利は0.001%とほとんどゼロ。一生懸命、普通預金にお金を預けても全くお金は増えません。
そこで、収入の一部を株式投資や投資信託などの投資商品に投資したいものです。一度にまとまった金額を投資すると、大きく値下がりしたときのリスクが大きいので、オススメは、毎月一定額を積み立てていく「積み立て投資」です。
今の時代は、多くの金融機関で投資信託の積立サービスを扱っており、金融機関によっては、毎月100円から積み立てることができます。ですから、毎月無理のない範囲で少額でも良いので投資していきましょう。仮に毎月1万円を30年間年利5%で運用することができると、約830万円になります。
イマドキは、iDeCo(個人型確定拠出年金)やつみたてNISAなど、節税しながら効率よくお金を貯めていく制度もあるので、上手に活用して賢くお金を増やしていきましょう。