働き方改革で、主婦は働きやすくなるのでしょうか?6月29日の国会で、働き方改革に関する法律が可決成立しました。でも、法律が成立したことで何が変わるの?と疑問に思う人もいるかもしれません。

結論から言うと、今回成立した法律自体が直接主婦層に与える影響は少ないようです。この後、順を追って説明したいと思います。


そもそも、働き方改革ってなんでしょう?

働き方改革の目的とは何かご存知ですか?厚生労働省のホームページには、“「働き方改革」の目指すもの”として、こう書かれています。

「働く方の置かれた個々の事情に応じ、多様な働き方を選択できる社会を実現し、働く方一人ひとりがより良い将来の展望を持てるようにすることを目指しています」

つまり、「より良い将来の展望を持てるようにする」ために、「多様な働き方を選択できる」ようにしよう、ということです。この考え方にもとづいて、働き方改革を実現するための法律が国会で議論されてきました。では、今回法律で決まった内容とはどんなものでしょうか。

働き方改革に関する法律で決まったこと

詳細を記すと長くなってしまうため、ギュッとポイントだけに絞ると6つあります。

①残業時間を短く抑える
②休みを取りやすくする
③労働者の健康管理体制を強化する
④納得感のない待遇差をなくす
⑤時間にとらわれない働き方を認める
⑥会社とのもめ事を解決しやすくする

どれも歓迎すべき取り組みには違いないのですが、主婦にとって直接影響を及ぼしそうなものは多くありません。

①の残業時間はフルタイムで働く人が前提、②と⑤は一定の条件を満たす人に対象者が限られています。③と⑥は日常の中で関わるケースは少なく、④は良い影響が期待できるものの、厳しく運用するとかえって物足りない仕事に縛られてしまう可能性もあります。

働く主婦は働き方改革に期待しているか?

そもそも、主婦自身は働き方改革のことをどう思っているのでしょうか。働く主婦層を対象に、しゅふJOB総研が行った2017年の調査では、「とても期待している」10.7%、「どちらかというと期待している」32.1%、合わせて42.8%が期待していると答えました。一方、「全く期待していない」16.7%、「どちらかというと期待していない」30.5%、合わせて47.2%が期待していないとのこと。


有効回答数797名

拮抗しているものの期待していない人がやや多くなっています。働き方改革に期待したい気持ちはあるものの、現実はそう簡単ではないはず、という主婦層の冷静で慎重な姿勢を感じとることができます。では、主婦が実現を期待する働き方とはどんなものでしょうか。