はじめに

IPOとしてはどうなのか?

先に言いますと、「業績面」は最悪と言ってもいいレベルです。上場時の時価総額は300億円を超えるのに、売上は7億円程度、そして利益は赤字となっています。これだけ見ると、信じられないくらい割高です。

業績からの買いは期待できませんが、それを上回る「人気」があるのかが最大のポイントになります。

IPOは「需給」が命です。ZMPは新興系のIPOとしては大型に分類されますので、はたして市場が資金を吸収できるのか、過去、同じような規模のマザーズIPOがどうなったのか検証してみました。

上場日銘柄吸収金額時価総額初値騰落率
2016/12/19ZMP88億321億
2016/10/27アイモバイル84億292億-6.8%
2016/3/17アカツキ73億260億-8%
2015/8/28メタップス100億406億-7.9%
2015/7/30イトクロ65億218億+4.1%
2015/4/28Gunosy103億332億0%
2015/3/25Aiming59億293億+12.2%
2014/7/2VOYAGEGROUP104億265億+40%
2014/3/26サイバーダイン90億401億+130%

これを見てもらうと、ここまでの規模になると正直パフォーマンスが良くないことが分かります。メタップスやGunosyも話題のベンチャーとはやされましたが、結果は良くありませんでした。

じゃあIPOとしてはダメなやつかと言われますとそうでもないかもしれません。

人気の高かったサイバーダインのIPOと共通点多数

上の表で、ひときわ初値上昇率が良いのがサイバーダインのIPOです。サイバーダインはロボットを開発するベンチャーで、ZMP同様、上場時の業績は、今ひとつ、というか赤字続きでした。

そして、これまたZMPと同様、サイバーダインはすでに上場しているロボット関連株を動意づかせるほど、影響力のあったIPOでした。結果、業績が悪くとも人気が上回り、初値は大きく上昇しました。

今のところZMPは吸収金額を含めサイバーダインと似ています。次のスケジュールとしてIPOへの需要をもとに「仮条件」が決められるんですが、サイバーダインの場合、人気がありすぎて、2700円→3700円へと超大幅にアップされました。

ZMPの仮条件は11月29日に決まりますので、どの程度上げてくるのかに注目です。

結論を言えば、いまのところ、IPOの初値が飛びやすい好環境だった2014年のサイバーダインほどではありませんが、ZMPの初値も上昇する、つまり儲かると見ています。

これまでも、ZMP関連株には投資をしてきましたので、最後のZMP祭りにも参加して見届けようと思っています。


※抽選申し込み期間は証券会社によって異なります。また、情報に間違いがある可能性がありますので、必ずご自身でご確認し、投資判断は自己責任でお願いいたします。

※続報:ZMPは顧客情報の流出問題により上場取り消しとなりました。

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