はじめに

家族構成やライフスタイルから考える

電気の使用量や生活スタイルによって電力会社の選び方は変わります。ここでは、単身の場合、家族の場合、セットプランを利用したい場合の3つのケースをみてみましょう。

単身の場合

一人暮らしであまり電気を使わない人は、使用量が少ないので従量料金の単価を気にせず、基本料金が安い電力会社を選ぶのがおすすめです。電気料金は、基本料金と従量料金によって電気料金が決まります。従量料金は電気の使用量に応じて1kWhあたりの料金単価が変動します。

例えば、電力会社によって使用電力量により料金単価が3段階に分かれていて、使用量が増えると段階ごとに1kWhの料金単価が高くなり、一方で電気の使用量がいくらでも1kWhの料金単価が一律の会社もあります。電気の使用量が少ない人の場合、従量料金が安いだけで切り替えると割高なこともあるので、使用量よりも基本料金が安い会社を選ぶのがポイントです。

家族の場合

家族が多く電気の使用量が多いのであれば従量料金が安い電力会社がおすすめ。また、昼間は家に誰もいないのであれば時間帯の割引プランがある会社をシミュレーションしてみましょう。

従来の電力会社でも時間帯プランはありましたが、新たに電力自由化で参入した会社には、時間帯が細分化されたプラン設定もあります。家族の行動パターンを考慮して時間帯ごとの割引プランの会社を選ぶのもひとつ。ただし、プラン以外の時間帯に使用すると料金が高くなることもあるので、適用時間帯以外の料金も把握しておいて比較しましょう。

セットプランを利用したい場合

生活のニーズに合わせたセットプランの利用もおすすめ。たとえば、車を多く使用するなら、石油会社が提供するセットプラン、電気料金だけでなく、ガソリンが割引になるので合わせて節約を考えられます。

頻繁に旅行に行くのであれば旅行会社が提供するプランで電気料金と旅行料金も割引になるサービスがあります。セットプランも電力の比較サイトなどで自分に合ったものを探してみてください。

支払い方法はカードと口座振替どちらが得?

支払いは口座振替よりクレジットカードの方がポイントが貯まるから得なイメージがあるかもしれません。しかし料金によっては口座振替の方が得なことも。

調べるには口座振替割引の有無と割引額を確認。それから、クレジットカードのポイント還元率を確認して、条件のよい支払い方を選択しましょう。

また、電力会社が提携しているクレジットカードやポイントカードなどの利用で、さらにお得なこともあるので確認するといいですね。


電力会社を選ぶには、電気料金の比較はもちろんですが、それ以外の割引や付帯サービスなどトータルで検討することが大切。電気の使用量によっては乗り換えで割高になったり、違約金が発生するケースもあるので、直近の料金だけでなく、年間を通して一番高い時と安い時それぞれの料金を比較しましょう。

この記事の感想を教えてください。