はじめに
誰でもいつでも買えるのか
医療費を抑えられるのなら、薬だって安いジェネリック医薬品を選びたいと思いませんか。でも、例えばのどの調子が悪いときにドラッグストアに行ってジェネリック医薬品を買おうと思っても買えません。
というのも、薬の種類には「一般医薬品」と「医療医薬品」があり、ドラッグストアなどで市販されているのは一般医薬品。病院などで医師から処方されるのが「医療医薬品」で、ジェネリック医薬品は「医療医薬品」として取扱われているのです。つまり、医師の診断でジェネリック医薬品を処方されるものなのです。
医療費を抑えるために、自分でも選べる
医師によって処方されるジェネリック医薬品ですが、自分の意思で選ぶことも可能です。まずは病院で医師に相談してみましょう。処方すべき薬としてジェネリック医薬品があれば、処方してもらえる可能性があります。
また、仮に処方された薬が新薬であっても保険薬局で薬剤師に相談してみましょう。処方せんの「変更不可」欄に印がない場合は、薬剤師の判断で新薬と同じ有効成分のジェネリック医薬品に変更してもらうことができますよ。
ただし、保険薬局がジェネリック医薬品を取扱っていない場合や、すべての薬にジェネリック医薬品があるわけではないことを知っておいてください。
こんな人はさらにお得
新薬に比べて低価格のジェネリック医薬品でも、健康でほとんど薬を飲むことがないという人にはその恩恵があまり感じられないかもしれません。でも、複数の薬を服用している人や、長期服用が必要になればなるほど自己負担額の差は大きくなります。
例えば、糖尿病や高血圧症、高脂血症、骨粗鬆など、多忙なビジネスパーソンに増えてきている生活習慣病などでは長い期間薬を飲み続けることが必要とされるようです。このような場合はジェネリック医薬品を選択したほうが家計的には安心ですね。
ただし、医療費が安くなるとはいっても、やはり病気にならないのが一番!規則正しい食事や睡眠、適度なストレス発散などで、医療のお世話にならずにすむような毎日を心がけてくださいね。