はじめに

固定費を削れないか検討してみる

なかなか削れないけれど、削ると毎月の家計予算を削減できるのが「固定費」です。携帯電話、習い事、車両費から住居費まで、削れるものは実はたくさんあります。

格安スマホに変更することで毎月の携帯電話料金を引き下げることが可能ですし、お子さんの習い事については、内容や頻度を見直してみるのも良いかもしれません。皆がやっているから、なんとなくやめ時が見つからないから、続けている習い事はありませんか。

車両費についても、カーシェアリングの普及により、車両を所有することで毎月負担しなければならない駐車場代、車両本体の費用、車検などの車両維持費用を大幅に削れるかもしれません。タクシーとカーシェアリングをうまく使い分けるのも良いでしょう。

一番削りにくいのが住居費かもしれません。お子さんが増えて家が手狭になると、より家賃の高い、広い家に引越したくもなるでしょう。

共働きだと、お互いの通勤時間も考えなければならず、居住地域は限定されるかもしれません。そこで、駅までの距離がもう1分遠くても良しとしてみる、築年数が古くても内装がリフォームされていれば良しとしてみるなど、何か条件をゆるめることで、家賃を抑えられる可能性もあるのではないでしょうか。

趣味や旅行の予算を増やす方法

先取り貯金というのは、よく聞く話だと思います。手取り収入の2割程度を目標に、あらかじめ別口座にお金を移すことで貯金していく方法です。しかしながら、これを忠実に実践していくことで毎月の収支がカツカツになり、働いてお金を稼ぐ気力までもそがれてしまっては、意味がありません。

教育にはお金をかけたい、旅行だけはやめられない、趣味にお金がかかるなど、日々の潤いある生活のために削りたくないものがあると思います。まずは、「どうしても削りたくないもの」以外の予算を削ってみてください。それから、週末1万円生活をゆるやかに実践してみてください。食費や日用品代の月額が見える化することで、削れるものが見つかるかもしれません。

こうして手取り収入から、毎月の生活に必要な支出をひいて、残ったお金は貯蓄にまわしても良いですし、趣味や旅行に充てても良いのです。大まかに予算を決めて、ゆるやかに実践していくことで、生活を充実させるためのお金を残すことができれば、しめたものです。

食費などの生活費を大雑把に把握する方法から、週末の娯楽予算の決め方、固定費の削り方にポイントをしぼってみてきました。共働き家庭は収入がある分、ついつい家計はゆるみがちになります。

厳しくせずとも、1ヵ月単位、3ヵ月単位など、ゆるやかに予算を達成していくことで、1年後には予定外に手元にお金が残るかもしれません。ぜひ、ご家庭にあった方法・金額で実践してみてください。

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