はじめに
気になる企業が上場しているか調べてみよう
自分の好きな企業を見つけても、その全ての株主になれるとは限りません。企業には「上場企業」と「非上場企業」があり、一般の投資家が株式を売買できるのは「上場企業」です。上場企業は取引所を通して株式を売買することができます。
投資家の注文を取りまとめて取引所に注文するのが証券会社です。企業が上場しているかどうかは、企業のウェブサイトや証券会社の検索機能などで調べることができます。
気をつけたいのは、その企業の親会社が上場しているケースや、ブランド名と企業名が違うケース、などです。
たとえば、「タリーズコーヒー」で有名なタリーズコーヒージャパン株式会社は伊藤園(2593)の子会社です。女性に人気の「JILL STUART」や「ナチュラルビューティーベーシック」などのブランドを展開しているのは、TSIホールディングス(3608)の子会社です。他にも、結婚式場で有名な「アニヴェルセル」は、紳士服大手のAOKIホールディングス(8214)の子会社が運営しています。
こうして気になった会社を調べていくと、「このブランドとこのブランドは同じ企業が展開しているのか~」「親会社と子会社、全然イメージが違う!」など、色々なことに気がつくと思います。ぜひ、興味が出た企業を調べてみてください。
取引を始めるには証券会社に口座を作ることが必要
気になる企業を調べる作業と並行して行ってほしいことがあります。それは証券会社に口座を作ることです。株式は取引所で売買されていますが、一般の投資家は、コンビニでコーヒーを買うように取引所に行って株を買うことはできません。
投資家は証券会社に株式取引の注文を出し、証券会社は投資家の注文を取引所に取次ぎます。株を買うための資金や、利益を受け取る受け口となるのも証券会社の口座です。ネット証券であれば、数日から1週間程度で口座開設することができて便利です。ほとんどの会社が無料で口座開設することができます。
「株を買うのはまだ早い…」と感じている方も、証券会社に口座を持っている方だけが使える機能やレポートがあるので、開いておいて損はないでしょう。
証券会社に口座を開設すると、一気にレベルが上がった気になりますね!
楽しく株式投資ができるように、これから少しずつ勉強していきましょう!