2018年7月の豪雨および9月の北海道胆振東部地震により、被災地エリアは大きな被害を受けるとともに、今もなお観光需要が低迷しています。

そこで低迷した観光需要の回復を図るため、北海道や中国・四国エリアなどを対象に「ふっこう割」を適用した旅行商品がJRや航空会社、主な旅行会社などで発売されています。基本は往復交通費+宿泊をセットにした旅行商品に適用されるもので、列車や航空機のみの予約には適用されません。

JRや航空会社、主な旅行会社のホームページでは、「ふっこう割」を適用できる往復交通費+宿泊の旅行商品を案内しています。秋から冬にかけての観光旅行で「ふっこう割」を利用し、観光することで被災地支援をしてはいかがでしょうか。

今回は秋の紅葉シーズンを迎える四国の旅を満喫できるふっこう割「四国周遊プラン」を利用した、観光列車利用の2泊3日の四国の旅について紹介します。


ふっこう割「四国周遊プラン」とは?

四国4県では、「旅で四国を元気に」をテーマとした「四国観光復興キャンペーン」を実施しています。JR四国ではこのキャンペーンに参画し、JR四国全線3日間特急列車の普通車自由席が乗り降り自由のきっぷと、香川県、徳島県、愛媛県、高知県の宿泊を2泊セットにした、ふっこう割「四国周遊プラン」を2018年12月27日まで設定しています。

宿泊が平休日の場合は大人ひとり12,000円、休前日が含まれる場合は大人ひとり14,000円です。これは「JR四国全線フリーきっぷ3日間用」+「基本グループ1泊目」+「基本グループ2泊目」をセットにした旅行代金です。ちなみに通年発売の同様のフリーきっぷである「四国フリーきっぷ(3日間有効)」は大人16,140円ですので、このプランがいかに安いかがおわかりいただけると思います。

ただし、宿泊ホテル・旅館は追加料金が不要な基本グループ(ビジネスホテルのシングル・ツインルーム)のほか、追加料金が必要なA~Jのグループがあります。例えば、Bグループの1泊2食付き温泉ホテルの場合、平休日は+2,000円、休前日は+4,000円の追加料金が必要となります。

予讃線の観光列車「伊予灘ものがたり」

伊予灘の穏やかな海と島々が織りなす美しい車窓風景を眺めながら、地元の人気レストランが提供する食事や軽食を楽しめるのが、予讃線の観光列車「伊予灘ものがたり」です。

2両編成の列車は1号車が「茜(あかね)の章」、2号車は「黄金(こがね)の章」として車体外観がデザインされ、青い海の風景に美しく溶け込んでいます。車内は、海側に一人旅でも利用できる展望シートや4人用のテーブル席、山側の一段高い位置には2人用のテーブル席が配置されており、1~4人の個人・ペア・グループで利用することができます。

午前中は松山駅~伊予大洲駅間で1往復(下りは「大洲編」、上りは「双海編」)、午後は松山駅~八幡浜駅間で1往復(下りは「八幡浜編」、上りは「道後編」)が週末を中心に運転され、各列車で事前予約制のオリジナルメニューを楽しむことができます。もちろん、車内のダイニングカウンターでは地ビールや地酒、カクテル、デザートなどが販売されていますので、グラスを傾けながら車窓の風景を満喫できます。

なお、この列車の利用には普通列車グリーン券980円(指定席)と事前予約制の食事代金2,500円(大洲編)・3,000円(道後編)・4,500円(双海編・八幡浜編)が別に必要となります。