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上場噂の博多ラーメン「一風堂」快進撃を生む3つの特徴

日本の人気ラーメンは世界を取るか

「一風堂」、マザーズ上場へ――。

1月6日の日経新聞夕刊に前出の観測が報道されました。3月下旬にも時価総額300億円前後で上場する見通しだそうで、全国的、いや世界的にも知られる博多ラーメンチェーンの上場とあって早くも話題を呼んでいます。

一風堂を運営する、力の源ホールディングスは即日、「当社が発表したものではない」とコメントを出しましたが、翌日7日の朝刊にも再び上場観測記事が掲載されていましたので、かなり確度の高い話だと思います。

記事の通りであれば、2月に承認が下り3月下旬上場なので、3月にIPOの抽選がある感じでしょうか。その時の判断材料となるよう、一風堂という企業の特徴を洗い出してみたいと思います。


特徴1:積極的な世界展開

一風堂は、1985年福岡にて「博多 一風堂」としてオープンしました。その後、ラーメン博物館への出店、東京進出、さらにアメリカ・シンガポール・香港など勢力的に海外展開を進めています。一風堂をビジネスとして考えた場合、この積極的な世界展開が大きな特徴のひとつに挙げられます。

海外事業 | CHIKARANOMOTO HOLDINGS Co.,Ltd.

アジア、東南アジア、米国、欧州、豪州とグローバルに出店し、日本以外では12か国地域で約60店舗を展開しています。今春にはミャンマーにも進出とのことで、出店する国の幅広さも驚きです。

ある報道によると、2020年までに海外店舗数を200店舗まで急拡大させる計画を立てているそうです。あと3年程度で現在の3~4倍の数ですから、加速度的に成長しようとしています。

特徴2:徹底したローカライズ

創業者である河原成美氏が1号店を開いた1985年、とんこつラーメンと言えば「臭いし店は汚い」というイメージで女性からは敬遠されていたそうです。

では、臭くなくおしゃれな店を作れば女性客にも求められるんじゃないか?

そこで、モダンな内装とジャズを流すおしゃれな店を作ったところたちまち繁盛店になりました。

その想いは、海外店舗にも活かされています。ニューヨーク1号店は、いわゆる日本のラーメン屋さんというスタイルではなく、ニューヨーカーに求められるよう店内にバーを併設しウェイティングバーとして利用してもらうなど、ラーメンダイニングというまったく新しい店舗を作り上げました。

その結果、ラーメン1杯15ドル、日本円で約1,700円もするのにもかかわらず客足の絶えない繁盛店に育ちました。

商品のみならず、店舗も一体して現地にローカライズする店作りが、世界展開を成功に導いている秘訣と言えそうです。

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