はじめに

独身40代女性の1カ月の支出額は平均18万4029円

では、続いて1カ月の支出の平均をデータから見てみましょう。総務省の「2014年全国消費実態調査」によると、40代女性単身者の1カ月の平均支出は18万4029円です。

そのうち、東京等の首都圏では家賃が大きなウエイトをしめます。公益財団法人不動産流通推進センターがまとめた「2018不動産統計表」によれば、東京の賃貸マンションの家賃相場は上昇傾向にあり、2017年9月の調査では、ワンルームの家賃平均は7万2077円(6万2011円~8万2143円)、1LDK~2LDKの家賃平均は10万8071円(9万1783円~12万4360円)となっています。

月の手取りが26万円で、ワンルームマンションの家賃が7万2000円なら、4分の1を少々超えるくらいなので、無理なく支出できる範囲と言えるでしょう。1カ月の消費支出の割合は、両調査をもとにして考えてみると、次のようになります。

計算の通りであれば、毎月7万6000円の黒字。すべて貯蓄にするなら年間で91万2000円になります。

貯蓄分からは、毎月の家計支出ではまかないきれない支出に使います。たとえば、エアコンや冷蔵庫などの大型家電などの購入資金や、旅行、資格試験のための勉強代、冠婚葬祭など。このような短・中期の期間を見据えた支出の他に、長期の時間軸で考えて、老後のための貯蓄をしておく必要もあります。

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