はじめに

将来への備えは「お金」「健康」「人脈」の3つ

「年代別比較 くらしとお金に関する調査2018」によると、人生100年時代を迎えるにあたって40代が不安を感じることは、

1.老後の生活設計(72.5%)
2.自身の健康(54.0%)
3.住まいにかかる費用、住まいのありかた(49.5%)
4.年金(43.5%)
5.親などの介護(41.5%)
6.家族の健康(41.0%)

となっています(複数回答)。

大きく分けると「老後の生活設計」、「住まい」、「健康」の3つが大きな心配のもとになっています。どれもお金の問題に直結し、老後の人生もいきいきと過ごすためには、資金が底をつくまでの資金寿命を延ばすことも大切です。

資金寿命を延ばすために、40代は何をすればよいと考えているのでしょうか。

資金寿命を延ばすためには、副業などで収入を増やしたり、健康に気をつけて医療費の支出を抑えたりすることも効果的ですが、40代が考える方法は、

1.現役で働く期間を延ばす(49.0%)
2.生活費の節約を心がける(35.0%)
3.若いうちから少しずつ資産形成に取り組む(31.0%)

などが必要との回答でした(複数回答)。

将来の老後のために、できるだけお金の準備をしておくのも重要ですが、お金を稼ぐために健康であることはとても大切です。しっかり働きつつ、医療費を抑えられるよう、健康には充分注意しておきたいですね。

また、何か困ったことが起きた時に、頼れる人脈を作っておきましょう。たとえば病気やケガで入院することになったら、入院手続きには保証人が必要です。手術をする時にはたいてい家族が待機するように病院側から求められますが、独身で親が高齢、兄弟にも頼めない、となると誰か信頼できる人に頼まなくてはなりません。お互いに頼れる間柄の人がいれば、いざという時に心強い存在です。

40代では、現在の暮らしに不満な人が52.5%と半数以上。これは、このままではいけないという気持ちのあらわれかもしれません。将来を見据えた生活設計を立てて、お金、健康、人脈の準備を早めに始められるように考えたいですね。

都内で暮らす30代独身女性の平均年収や貯蓄額、生活費はいくら?

この記事の感想を教えてください。