はじめに

キャリアの全体図と特徴を知る

携帯料金の見直しには、キャリアの全体図を把握して自分の利用状況と照らし合わせ検討することが必要だということがわかりました。現在、キャリアは大きく3つにカテゴライズすることができます。それぞれの特徴を簡単にまとめてみました。

大手

言わずと知れた大手3社がありますが、料金は「かけ放題」「通信容量」によって大きく幅があり、ざっくり4,000円から10,000円の月額料金です。

サブブランド

サブブランドとは大手キャリアがメインブランドとは名前を別にして低価格サービスを提供しているキャリアです。たとえば、ソフトバンクが出しているワイモバイルなどがあります。

通話や通信については大手キャリアの品質と同じレベルでありながら1,980円からといった低価格の料金プランを提供しています。

格安SIM

格安SIMは大手キャリアが持つ通信設備などを借り受けてサービスを提供しています。維持コストを抑えることができるため1,000円代前半からの安い料金プランを提供しています。

ただし、通信速度については利用者が多い場所や時間帯では速度が遅くなることがあると言われています。

自分の利用状況を把握して見直しをする

筆者の希望として「機種や電話番号の変更なし。面倒な手続きなく、通信速度などのクオリティーを下げずにスマホ代を削減したい」と専門家にアドバイスを求めたところ、勧められたのがサブブランドのワイモバイルでした。見直しで得られるメリットは以下の通りです。

・既契約ではかけ放題を契約していたが、10分かけ放題があれば十分だと判明
・毎月の通信状況に合うパケットプランがある
・使用中のiPhoneをそのまま使うため割引がある
・家族が利用すると2台目以降の割引がある

既契約と比べて10分以内の通話が無料になり、今まで月末になると心配していた通信制限から解放され、留守番電話機能が新たに増えることなど料金が下がるにも関わらず、内容はグレードアップしたと感じました。

また、不安だったことの一つに、スマホと自宅の電話、ネット回線をまとめて契約して割引を受けていたので、キャリアを変更すると割引がなくなることがありました。しかし、割引額は月934円ということがわかり、キャリア変更のメリットの方が大きく不安は解消しました。

定期的に見直しをすることが重要

結果として1ヶ月のスマホ代は約9,000円から2,570円に削減することができました。大手キャリアの2年契約の更新時期だったこともあり違約金は発生せず、MNP(モバイルナンバーポータビリティ)3,240円と新規契約の事務手数料3,240円の合計6,480円で済みました。

今回の見直しで感じたのは、自分一人でこのプランにたどり着くには相当な時間と労力を費やすことになったであろうということです。リサーチを楽しめる人は自力で見直しをするのも良いでしょう。ただし、その際は、通話頻度やパケット使用状況、更新月と購入時期など自分の状況を把握して見直しをしましょう。

なお、ワイモバイルは他社からのりかえの場合に加入翌月から12ヶ月、月額使用料が1,000円割引になり、それ以降は割引がなくなります。そのため定期的に状況をみながら見直しを行うこともスマホ代を安くする重要なポイントと感じました。スマホ代削減の参考になれば幸いです。

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