家は大きな買い物。「どんな基準で選んでいいのか分からない」という人は少なくないでしょう。

「人生100年時代」といわれる中で、一生自分で住むのではなく、住み替えを前提に資産性のある家を選ぶという考え方も浸透してきています。今買うべき家とは、一体どんな家なのでしょうか。

家選びのコツを、「独身こそ自宅マンションを買いなさい」「マンションは学区で選びなさい」の著者で、不動産情報サイト「住まいサーフィン」を運営するスタイルアクト代表取締役の沖有人さんに5回にわたって伺います。

4回目は「新婚カップルがマンションを買うなら、どんな点を重視すべきか」です。


間取りだけでなく「保育園に入りにくい駅」もチェック

結婚をきっかけに家を買おうと考える人の中には、これから生まれる子どものことを考えて物件を探すという人も多いでしょう。

「将来子どもは2人ほしいから、部屋数が多い家がいい」「1人でいいから、リビングは広めを取りたい」など、思い描く家族の暮らしは人それぞれ。ですが、子どもが生まれるのを前提に考えるべきなのは、果たして間取りだけなのでしょうか。

「寿退社」という言葉も今は昔。10年ほど前から女性の就業率は伸び続けています。2018年8月には15〜64歳の女性の就業率が7割と、過去最高の数値を記録しました(総務省「労働力調査」2018年8月分)。

結婚、出産を経ても仕事を続ける女性は増えています。一方で、認可保育園に入園を希望しながらも入れない「待機児童問題」も、ここ数年話題になっています。

連載の第2回では、「未就学児を持つファミリーは人気公立小学校の学区内にあるマンションを選ぶといい」と、沖さんは提案していました。

ですが、今回は「小学校に入れる前に問題になるのが、保育園に入れるかどうか」が重要だと話します。

「保育園に入れず、ダブルインカムを確保できないと世帯収入が大きく下がるということも。新婚カップルには、住みたい駅が待機児童の多い駅ではないかどうかを、ぜひチェックしてください」(沖さん)