はじめに

進路によって異なる、子供の教育費

お子さんにどんな人生を送ってもらいたいですか。まだ小さいのでわからないと思います。文部科学省の平成24年「子どもの学習調査」を参考に学費を考えましょう。

中学校、高校、大学とオール公立の場合の学費は、521万円。中学公立、高校公立、大学私立の場合の学費は、780万円。中学公立、高校私立、大学私立の場合の学費は954万円。中学、高校、大学オール私立の場合は1141万円となっています。ただし、これには塾代が含まれていませんし、下宿代も含まれていません。大学費用は理系と文系の平均を取っていますので、こちらでも変わってきます。以上からすると、お子さんの教育費としては、おおよそお2人合わせて、1600万円から2300万円くらい用意する必要があると思ってください。

老後は月平均4万赤字?自分に必要な額を見積もって

平成29年度の総務省の「家計調査」によると、単身の老後の最低限の生活費としては約15万5000円とされています。一方、収入については、約11万4000円となり、毎月約4万円の赤字となります。仮に、65歳まで働くことができ、95歳まで生きたとしましょう。65歳から95歳の30年間健康に過ごせたとすると、不足する生活費は<4万円×12ヵ月×30年=1440万円>となります。

これはあくまでも平均値ですので、ご相談者様の年収や生活レベル、今後の公的年金の受給額によっても変わってきます。また、ご病気になられた場合にもお金が必要になります。65歳まで満額の給与で働くことができるかもわからないので、2000万円を目安に作られるといいのではないでしょうか。

税制優遇制度を活用して賢く貯める

次はお金の作り方です。幸せな家計を目指すには「殖やす、貯める、守る」が大原則です。今ある預金を当座のお金として貯めておくとするのであれば、今後貯められるお金については、税制優遇制度を上手に使って殖やすこと、守ることを考えましょう。

毎年150万円の貯蓄ができるとのこと。とてもたくさん貯められますね。まずは教育費を、ジュニアNISAやつみたてNISAを使って貯めるといいでしょう。

ジュニアNISAは最大400万円の元本を使うことができます。配当金や売買益などの利益部分は非課税になります。お子様がお2人なので合計800万円まで可能です。その他、ご相談者様名義で、つみたてNISAも使えます。下のお子さんが19歳になるまでには14年ありますので、560万円まで使えます。足りない学費は、学資保険を使って貯めていってもいいでしょう。

そして、ご相談者様自身の老後のお金としては、iDeCoがおすすめです。60歳にならないと引き出しはできませんが、その反面必ず貯めることができます。元本で690万円貯めることができ、さらに、税制優遇がありますので順調に増やすことができますね。

このまま順調に貯蓄にお金を回すことができれば、さほど心配はないと思われます。それよりも、先にお話しました、住宅ローンと持ち家の名義、また、せっかくいただいた暦年贈与について、きちんと処理をしておくことが重要だと思います。そして、しっかりとお金を殖やしていってくださいね。