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仮想通貨はそもそもどんな仕組み?仮想通貨のキホンと今後の動向

みずほ銀行など続々と開発が進む仮想通貨

値動きを抑えた「ステーブルコイン」に注目が集まる

今、仮想通貨での決済や送金を促進することを狙った「ステーブルコイン」に注目が集まっています。簡単に言えば、円やドルなどの法定通貨に連動する仮想通貨のことです。

ステーブルコインは、法定通貨と比べた場合はもちろん、ビットコインなどの仮想通貨と比べても、価格変動による損失リスクを排除して低コストでスピーディーな取引・決済ができます。

有名なステーブルコインとして、米ドルに裏付けされたテザー(Tether)があります。テザーは「ドルペッグ通貨」で米ドルに価値が連動しています。

通貨単位はUSDTで、1USDT=1ドルで取引できるように価格が安定しています。

実は日本円に連動している通貨もあります。LCNEMが世界初の日本円を担保にした仮想通貨を発行しています。これは、前払式の支払手段で決済するため、プリペイドカードなどのように法定通貨でポイントをあらかじめ購入するタイプです。

このほか日本では、続々とJコイン(みずほ銀行)やcoin(三菱UFJ銀行)など円ペッグ通貨の開発が進められています。

Jコインとは、みずほ銀行が開発している仮想通貨です。1Jコイン=1円の価値をもつ円ペッグ通貨です。

なお、みずほ銀行の「J-Coin Pay(ジェイコインペイ)」というキャッシュレス決済サービスが3月25日から順次開始されています。みずほ銀行や参画金融機関の預金口座からチャージすることで、送金や決済がスマホだけでできるようになります。

coinとは、三菱UFJ銀行が実用化に向けて開発を進めている仮想通貨です。1coin=1円の価値をもつのが特徴で、円ペッグ通貨です。本稿執筆時点では、実用化の時期は未定です。

このほか、SBIホールディングスが日本円と連動した「Sコイン」、GMOインターネットが日本円と連動した「GMO JapaneseYEN」の開発を進めています。

PayPay、LINE Pay、楽天ペイなどキャッシュレス決済サービスが広まっていますが、この流れにステーブルコインが広まっていけるのか要注目です。

これからの仮想通貨と向き合うためにしっかり基本を抑えよう

昨今、「仮想通貨」は多くの個人投資家にとって非常に興味深いテーマでありながら、「儲け方」の類の本はあるものの、仮想通貨そのものについて体系的にまとまった入門書がほとんどありません。

2月7日に著書「見る・読む・深く・わかる 入門仮想通貨のしくみ」(日本実業出版社)が出版されました。

本書はたんなる用語解説集ではなく、仮想通貨の仕組みや歴史から、仮想通貨の種類、取引の仕方や成功のポイント、注意点など、図解入りでやさしく体系的に解説した本となっています。よろしければ手にとっていただければと思います。

『見る・読む・深く・わかる 入門仮想通貨のしくみ』(日本実業出版社) 頼藤太希 著


本書では、投機対象として表面的なことだけを興味本位に語られがちな仮想通貨について、客観的に基本から裏側までを解説。
仮想通貨のすべてを俯瞰できるとともに、自分で考えて仮想通貨に投資する際にも必ず役立つ、“買って損はない”一冊。

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