はじめに

相手の心に響く失敗談の伝え方

失敗した時の気持ち、挫折感、絶望感、どんなプロセスで失敗してしまったかなど、気持ちと行動をセットで伝えると、元々人は何かを学ぼう、同じ失敗を繰り返さないようにしようとする学習能力があるので、自分の頭の前向きなスイッチが自動的にONされるのです。

よって、人を育てられる人は失敗談を堂々と明るく話して、自分と同じ失敗を繰り返さないようにというメッセージを与え、相手の自律的な心に火をつける事が出来ているのです。

これは、遊び方改革をして、心に余裕が出来て、等身大の自分をしっかり見つめられた人にこそ、できるワザでもあります。

(注)いつも失敗ばかりして成功したのを見せたことが無い場合は、説得力がなくなります。失敗談を話す時は、堂々とした態度が大切です。又、小さな成功や達成感を感じたといった事でも良いので、結果を出せている事を伝えることが前提条件です。

最後に、周囲に前に進めず困っている人がいる時の声掛けのポイントをお伝えしましょう。

・困りごとを話しやすい雰囲気をつくり、相手に心の内を話させる
・相手の悩みの壁を低いとか取るにたらないなど評価しない
・解決策をすぐ教えない
・「参考になるか分からないけど、私の失敗談も聞いてくれる?」と持ち出す

人を育てられる人は、失敗談(苦悩や絶望感、失敗してしまったプロセス)を役に立ててほしいという思いで伝える事が出来るか否かです。

遊び方改革で心をリフレッシュして視野を広げたあと、自分のここまでやってきた失敗やプロセスにも、もう一度光をあててください。忘れかけていた苦しかった思いも相手に伝える事で価値ある教育となることもあります。

この記事の感想を教えてください。