キャリア

「嵐」のCD初動売上枚数が“日本の景気指標”という衝撃事実

活動休止までは景気を下支え?

人気絶頂の中での活動休止宣言

国民的人気グループの嵐が2020年12月31日での活動休止を発表したのは、今年1月27日でした。NHKは夜7時のニュースでトップニュースとして伝えました。

夜8時からのジャニーズ事務所での記者会見はネットで噂された生中継こそありませんでしたが、フジテレビ系「Mr.サンデー」が夜10時から一番早く放送しました。平均視聴率は13.6%で、前週の9.7%から3.9ポイントアップしました。10時29分には瞬間最高16.2%を記録。関心を持った視聴者が多かったようです。

人気絶頂の中での活動休止宣言でした。オリコンが15年間にわたり実施している「2万人が選ぶ好きなアーティストランキング」で、嵐は2018年に2年ぶりに8回目の第1位に返り咲きました。2010年から2016年まで7年連続で第1位でした。

1月27日は、20周年記念の5大ドームツアーの中で「and more」という追加公演分のファンクラブ先行受付が開始される前日でした。ツアーは50公演で、237.5万人を動員するということです。昨年引退し大きな話題を呼んだ安室奈美恵さんの引退ツアーが国内外合わせて23公演、観客動員が80万人でしたので、その3倍の動員数になります。

嵐が動けばお金も動く

嵐のファンクラブ会員数は230万~240万人と言われていました。これまではプラチナチケットで見られない人も多かったようですが、今回ファンクラブ会員はコンサートに皆1回は参加できるようにという配慮がなされているとも思われます。

活動休止宣言後、ファンクラブへの入会が10万人増えたという報道もありました。入会費1,000円、年会費4,000円なので、5億円が動いたことになります。

チケット代を9,000円として計算すると、237.5万人分は213.8億円になります。これに関連グッズやファンの移動の交通費、宿泊費を考慮すると、20周年記念ツアーで相当の金額が動くことになると思われます。

3月16日、日本テレビ系の「嵐にしやがれ」の中で、2019年の「24時間テレビ42」のメインパーソナリティーが嵐に決まったことが発表されました。6年ぶり5回目、新元号になって初めての24時間テレビのメインパーソナリティーです。

活動休止発表以降、グループ全員での新たな仕事が発表されたのは初めて。超多忙なスケジュールの合間をぬってメインパーソナリティーを務めることになります。

2020年には自己最高セールス更新か

10周年の翌年2010年のオリコン年間ランキング「アーティスト別トータルセールス」において、嵐は売上総額171.6億円で第1位に輝きました。

嵐のアーティスト別トータルセールス

2019年には20周年記念のベストアルバムが、翌2020年には20周年記念5大ドームツアーのDVDなどが出ると予測されます。この結果、アーティスト別トータルセールスの自身最高額を20周年の翌年の2020年には更新する可能性が大きいと思われます。

今年の秋に開催されるラグビー・ワールドカップ日本大会で、嵐は日本テレビ系の「ラグビー・ワールドカップ2019」のテーマソング「BRAVE」を歌います。シングルCDの発売日は未定ですが、注目を集めることでしょう。初動50万枚超突破となり、景気が拡張局面であることを示唆するかもしれません。

嵐といえば旧・国立競技場との縁が深く、2010年には4日間公演を行い、86万人を動員しました。東京オリンピック・パラリンピックで使われる新・国立競技場で、嵐のコンサートが実施される可能性は大きいとみられます。

2019年、2020年はさまざまな社会イベントが目白押しで、経済効果も期待されます。嵐の活動休止直前の時期ということもあり、人口の約2%に当たるファンクラブ会員、さらに広義のファンを巻き込み、景気面を下支えすることになりそうです。

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