はじめに

3.多読だけではスピーキング力は伸びない

このようなことが起きるのは英語の4つのスキルをアウトプットするときの頭の使い方がそもそも違うという問題もあります。

・リーディング   
「文字を目で認識して→理解する」

・リスニング
「言葉を耳で認識して→理解する」

・ライティング
「アイデア(書きたいアイデアを頭に浮かべ)→言語化(それを言葉にして)→書く」

・スピーキング
「アイデア(話したいアイデアを頭に浮かべて)→言語化(それを言葉にして)→話す」

例えば、多読という勉強法では

リーディングの頭を使うので「文字を目で認識して→理解する」という頭の使い方をひたすら訓練することになります。当然、リーディングの頭の使い方は訓練されますが、一切スピーキングの頭を使っていないため、スピーキング力は直接的に大きく伸びません。多聴を行った場合も同じです。

スピーキング力を伸ばすためには
「アイデア(話したいアイデアを頭に浮かべて)→言語化(それを言葉にして)→話す」
を訓練する必要があるのです。

では具体的に先ほどの文法の問題を使ってスピーキング力が伸びる勉強法をご説明しましょう。

I have a friend ( ) works for Brighture.

A.who
B.which
C.where
D.whom

このとき問題を解くだけでなく、関係代名詞の主格を使って、「アイデア→言語化→話す」を行ってください。つまり、「関係代名詞の主格を使って、オリジナル文章を作って話せばいい」のです。例えば、

I have a brother who likes baseball
I want to have a friend who can speak English

など、なんでもかまいません。関係代名詞の主格を使ってたくさん文章を作ってください。
この際、文章を書くのではなく、必ず口から声に出しましょう。単語を覚えるときも同じです。例えば、planという単語を覚えるなら、

You should plan carefully in advance.
Are you planning on running?

のように必ず「スピーキング:アイデア→言語化→話す」を行ってください。

これらの勉強をするだけで、スピーキング力は確実に伸びます。そして話せることができる文章は、聞くことも読むことも書くことも全てできます。要はこれだけで全てのスキルを伸ばすことができるのです。

4.Comfort Zoneを広げることが重要

また、会話中、こんな経験したことありませんか?

(1)同じ単語、表現ばかり使ってしまう
(2)表現が少ないため長く話すことができない

基本的にこのような「自分が使える単語、表現」を「comfort zone」と呼んでいます。comfort zone内で話すのは自分が話せていると思えるのでとても気持ちが良いです。

しかし、英語学習とは、この「comfort zone」を広げなければ意味がないのです。

0402_speak3

3でお伝えした勉強法は、まさにこの「comfort zone」の外枠にアプローチする勉強法です。話せる単語・表現が増えることは「comfort zone」が広がるということなのです。


英語学習法は世の中にたくさんある一方であれもこれも手を出して失敗している人も多くいます。スピーキングの頭の使い方を訓練すればスピーキング力が伸びる。スピーキング力が伸びれば全てのスキルが伸びていきます。

効率よく英語を取得するために、ぜひ今日からこの勉強法を実施してみてくださいね。

(構成:稲垣飛カ里)

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