生活

バツイチ40代男性の家計を追い詰める「2つの支出」

FPの家計相談シリーズ

このままでは、お金も時間もムダに?

まず、手をつけやすい自己投資について状況をうかがっていきました。英会話は仕事で常に使うわけではないが、将来的に仕事の幅を広げられる可能性があるとして習っています。ジムは、気分転換と体力づくり。肩こりやむくみがよくなっている実感があり、自分にとって意味のあるものだと話します。セミナーや講座は現在の仕事が忙しく、受講して学んだことを生かしたり、しっかり理解するための振り返りや復習も遅れがちで、今年の受験は無理かもしれないと感じているそうです。理解もまだ全然追いついていないとのこと。少々さぼり気味であるとも思っていたそうですが、資格を取れば将来どうとでもできると思い、だらだらと受講を続けていたそうです。

このようにうかがっていると、今の仕事で将来的に役立つかもと思いながらの英会話、転職を視野に入れてのセミナーや講座では、目的が異なっているようです。現状に迷いがあるのかもしれませんが、仕事については将来どうしたいのかの見通しがないと、お金面でもそうですが、時間もムダにしてしまいます。現状では、会社員としてバリバリと働けるのは、60歳になるまでの後13年ほど。複数の夢を追うほどの時間はありません。

実際にどうなりたいのか改めて考えていただくと、「もうしばらくは今の会社でがんばりたい。資格を生かした仕事は定年退職後などに収入を得る手段として選択肢に入れたい」ということでした。そのため、資格についてはすぐにあきらめるというのではなく、1つずつ実現していく方向で取り組むこととし、複数種類のセミナー、講座受講はやめました。

保険は、貯蓄性の部分を中心に検討を重ねました。外貨建てで運用している商品です。積み立てを続けるとあと20年ほどで2400万円ほど貯まる見込みです。加入して5年弱でしたので、継続する、解約するという2つの視点で検討しました。

継続すると、想定金額が積み立てられますが、残り約20年も月7万円の保険料を負担し続けるのは現実的ではありません。拠出できる範囲の適正金額で、自分で投資信託を積み立てていった方が良いかもしれません。そこを踏まえて納得のいく形で保険のあり方を考えていただきました。結果、多少の損が出ても解約し、無理ない金額での積立投資を検討して、将来に効率よくつなげていきたいという結論になりました。

赤字が一転、10万円超の黒字家計へ

この2つの支出のあり方を変えるだけで、Jさんの家計は大きく変わりました。赤字家計が一転し、月10万円を超える余剰金ができるようになったのです。そして、今までも比較的節約した暮らしをしていたと思えましたが、保険と自己投資を見直している途中、さらに趣味・娯楽費、衣服費などを減らすこともでき、使途不明金も少なくすることができました。

家計収支表2

ムダを省き、必要な支出に絞ることができた結果です。あとはこの支出状況で暮らし方に無理が生じないよう、ある程度遊び部分をもうけつつ、生活を楽しみながら維持していけると理想的です。

判断に迷うときはプロに聞くのも手

最近は、貯蓄と将来の資金作りの目的で、外貨建ての貯蓄性保険に入る人が多くなっているように見受けます。外貨は利率も高く、増える見込みも大きいということで惹かれる人も多いようですが、Jさんのように、保険料負担が苦しくなった時には流動性が低く、貯蓄として保有するには結果的に効率が悪い場合も多いようです。また、積立投資と比較した際の利回りも大きく劣ります。保険に疑問が生じたら、商品の特徴などを中立的に見て判断をサポートしてくれるFPに相談すると、より自分に合った保険に加入できるでしょう。

また、今多いのが家計簿アプリをうまく使えないために家計の把握が難しいということです。これも専門的に理解しているところでサポートを受けると、今後、大いに活用できるようになります。今後のキャッシュレス時代に備え、家計簿アプリを使いこなすことも、家計管理には必要なことです。

mirai talkはマネーフォワードから生まれた公平で安心できるお金の相談窓口です。新宿駅から徒歩約5分。本気で家計を変えたい人のための「貯まる家計養成プログラム」を提供しています。

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