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撮り鉄に新“聖地”、「ダイヤゲート池袋」のスゴい秘密

西武鉄道、上から撮るか横から撮るか

鉄道8路線が乗り入れ、1日当たりの乗降客数260万人といわれる池袋駅。その東口から徒歩数分の場所に、西武鉄道グループのビルが竣工しました。

その名も「ダイヤゲート池袋」。外装が鉄道のダイヤグラム(運行図表)を模したダイヤ柄になっているのが名前の由来です。

実はこの場所、鉄道写真マニア、いわゆる「撮り鉄(とりてつ)」たちの新しい聖地になるかもしれません。その秘密を取材しました。


駅ビル以外で初の線路をまたぐ構造

ダイヤゲート池袋が建つのは、駅の東側と西側を結ぶ、通称「びっくりガード」に面していて、東口からだと、明治通り南池袋1丁目の交差点を右折してすぐ。西側からだと、びっくりガードをもぐり、東側に出たところの右手側の場所です。

高さは約100メートルあり、地下2階、地上20階建て。中小規模のビルが多いこの周辺では、かなり目立つ高層ビルです。

最大の特徴は、線路をまたぐ構造になっている点。駅ビルではよくある構造ですが、駅ビル以外では国内初とのこと。線路の真上に人工地盤を作り、その上に高層ビルが乗っかっている画期的な構造です。

線路の真上の人工地盤部分は、外から誰でも自由に出入りできるデッキになっています。 普段はこのビルの利用者だけでなく、周辺一帯に勤務する人たちの憩いの場として、そして災害時には、1階のエントランス部分と併せて、帰宅困難者の一時避難場所として利用してもらう予定です。

そしてこのデッキにはもう1つ、西武グループが期待している目的があります。それが、撮り鉄の撮影スポットになること、なのです。

デッキは誰でも出入り自由

まずは、デッキがある2階部分の平面図を確認してみたいと思います。このビルは地下2階、地上18階建て(建築基準法上の解釈では20階建て)で、水色の部分(地上1~2階)の上に、点線部分16フロア分が乗っている構造です。

平面図

ビル全体の延べ床面積は約5万平方メートルあります。1階はエントランスと商業施設、2階は商業施設。1~2階の商業施設部分は3店舗分しかなく、入居を予定しているのは歯科クリニックとコンビニ、カフェだけですので、ビル入居者のランチ需要をカバーするような規模のものではありません。

3階は中間免震層になっていて、4階から18階までがオフィスフロア。このうち14~18階を西武ホールディングス、プリンスホテル、西武プロパティーズが使用し、4~13階の10フロアは賃貸オフィスとして貸し出します。

4階は貸会議室のTKP、5階はコワーキングスペースのリージャスが入居します。残る8フロアのうち、テナントが決まっていないのは11階だけで、あとはすべてテナントが決まっているそうです。

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