キャリア

ようやく動き始めた日本株、相場の潮目もこのまま変わる?

世界はとっくにリスクオン全開

日経平均株価は上値抵抗ラインだった200日移動平均を一気に上抜けて、節目の2万2,000円の大台回復を果たしました。その後も堅調に推移し、4月17日時点で5営業日続伸です。

これ自体は喜ばしいことですが、正直、「遅ればせながら、やっと」という感が否めません。というのは、世界のマーケットはとっくに積極的にリスクを取る動き、いわゆる「リスクオン」モード全開だったからです。


リスク資産が買い漁られる世界の現状

最たるものは米国株市場。NYダウ平均もS&P500指数も、あと少しで昨年秋につけた史上最高値を再び更新するところまで戻ってきました。ひと足早く史上最高値を再び更新したフィラデルフィア半導体株価指数は年初からの上昇率が3割に達しています。

年初来上昇率が3割というのは、中国の上海総合株価指数も同様です。上海市場の売買代金は1日当たり4,000億元前後できており、日本円に換算すると6兆円を超えます。東証1部の売買代金が2兆円に行くとか行かないとか言っている日本株の3倍超で、市場エネルギーも株価の勢いも比べ物になりません。

上海総合の月足の一目均衡表を見ると、雲がねじれて薄くなっているところを目指すような動きと見て取れます。それは3,500ポイントのレベルで、ここを抜けると数年前の大相場の再来となる可能性があるので、注視したいところです。

【上海総合株価指数の一目均衡表】
一目均衡表
(出所)マネックス証券

株式だけでなく、世界のリスク資産というリスク資産が買われています。世界景気の不透明感などから高止まりしていた金の価格が頭打ちとなり、下降トレンドが鮮明になって間もなく、ビットコインの急騰が起こりました。

格付けの低い債券であるハイイールド債も買い進まれ、安全資産の代表である米国債に対する上乗せ金利もどんどん薄くなっています。米国債とのスプレッドという点では、ギリシャ国債(5年物)の利回りが同じ年限の米国債を下回ったのには驚きました。ここまで来ると、少し行き過ぎの気もします。

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