はじめに
企業価値が高まると株価も上がる
基本的に企業価値が高まると、その企業の株価が上昇します。
そこで、投資脳を働かせて、「利益の出そうな事業を始めた」「流行りそうな事業を続けてきた」こんな企業に投資することから、株式投資を始めてみてはいかがでしょうか。
株式投資というと博打のように思われるかもしれませんが、こうした考え方を駆使して、これから成長する企業や企業価値が高まりそうな企業に出資することが、投資の本質なのです。
ちょっとしたヒントを企業の収益や成長性に結びつけて考えることが投資に結びつくのですが、これは決して難しいことではありません。
自分の趣味でも、使っているボールペンでも、毎日行くコンビニでも、子供がほしがるおもちゃでも、なんでも投資に利用することができるのです。
芋づる式に“種”を探す
ただ、目に見えることだけでなく、一歩進んで考えることも必要です。もしロボットが流行りそうだというのであれば、ロボットに必要なもの、例えば、センサーやモーターはどこが作っているのだろうと考えること。
そして、センサーのなかでも、自動車のバックモニターが当たり前、ドライブレコーダーが当たり前の時代であれば、画像センサーは増えることはあっても、減ることはないのではないか、と思考を巡らせていくのです。
例えば、スマートフォンにもカメラがついていて、これにも画像センサーが使われています。スマートフォンに搭載されるカメラが2つになれば、スマートフォンが売れるたびに、センサーの需要が倍になるということなのです。
ここまで考えることができれば、あなたの脳は立派な投資脳です。
画像センサーを作っている会社はどこかを調べ、トップシェアがソニーであることがわかれば、同社の事業に占める画像センサーの割合や株価の動きを見ながら投資すればいいでしょう。
このように、投資の種はあなたのごく身近なところにあります。ぜひ日々の暮らしのなかで見つけてみてください。