はじめに

コンビニやスーパーの棚一面に陳列され、さまざまな種類が売られている袋麺。手に入りやすい上に、賞味期限が長く保存がきくため、常備している家庭も多いのではないでしょうか。

ただカップラーメンとは違い、袋麺は具材なしのものが多いため、そのままだと麺とスープだけの味気ない食事になってしまいます。

そこで、いつものラーメンにちょっと足すだけで、今までとは違った風味を楽しめるアレンジ方法について、家事代行サービスのカジーで料理キャストとして活躍する直美さんに教えてもらいました。


麺を茹でたお湯でスープを作ってはいけない理由

お湯と鍋さえあれば、簡単に作ることができて重宝する袋麺ですが、「リンを多く含むため、体内のカルシウムを流出させてしまい、体に良くないと言われることがあります」と直美さん。そのため、ちょい足しするなら、カルシウムを多く含むものがおすすめだそうです。

図1

麺を茹でたお湯はスープに使わない

また、この余分なリンを取り除くためには、麺を茹でたお湯を使わずに、別に沸かしたお湯でスープを作ることが大切。そうすることで、スープ自体もすっきりとおいしい味わいになるそうです。

味別、手軽に「ちょい足し」するなら?

まず、どのスープの味にも合うとして直美さんがおすすめするのは、チューブに入ったにんにく。「王道なので、何に入れても味が引き締まります」。お好み焼きに使うような鰹節の粉を加えるのも、ダブル系スープのような深みが出ておいしいといいます。

続いて、塩味・みそ味のラーメンに合うのが、粉チーズ。「たんぱく質とカルシウムがプラスされるだけではなく、スープにコクもでます」。中でも、おすすめは、塩ラーメンに粉チーズ、卵、黒コショウを多めに加えたカルボナーラ風ラーメンだそう。

また、どの味にも合うけれど、特にみそ味におすすめなのが白ごま。擂った白ごまをみそ味のラーメンに入れれば担々麺風に変身。ごまに含まれるビタミンE、免疫アップにつながるゴマリグナン、マグネシウム、カルシウムといった成分は、擂ることで体内に吸収されやすくなるそうです。他に、食べるラー油や食物繊維が豊富なキムチなど、辛みのあるものも、みそ味にぴったり。「途中で入れて味を変えるのにも最適です」。

塩味と醤油味には、スライスレモンがおすすめ。「ビタミンCが補給でき、すっきりとした味に仕上がります」。レモンがなければ、市販のレモン果汁でもOKだそう。

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