生活

200軒の家を改善した“片付けの達人”の誰でもできる整理術

スーパー主婦・井田典子さんに聞く片付けの極意

決めることが心を軽くしてくれる

(1)数える
(2)平らなところを作る
(3)やりたいことを書く

――(1)と(3)は一見、整理整頓には関係なさそうですが……。

井田さん(以下同):今あげたことは、全部、仕分けすること、決めることにつながっているんです。

数えることで、靴が何足だから靴箱に収めるために2足減らそう、今月は25万円で暮らしてみようと「枠」が決められます。

1日の最後にどこかを平らにしようと決めるのは、習慣を決めること。書くことは、やりたいこと、マイナスなことを仕分けし、時間の使い方を決めることにつながります。人って、迷っている時間が一番苦しいんです。料理でいえば、献立を決めるまでが一番大変。「今夜は餃子にしよう」と決まってしまえば、後は作るだけです。私の場合は、「豚・鶏・魚」とローテーションを決め、3日分のメニューを決めて買い物をします。3日分の献立が決まったと思うだけで、気持ちがとても楽になります。

――先に決めてしまうんですね。

迷っていると、いつまでもそのことが気にかかります。早めに決めることは、自分自身を軽くしてくれるんです。こういった“決め癖”を習慣にすると楽ですよ。決めたことが違うと思ったら、その都度変えていけばいいんです。だから、まず決めてしまう。

――「決める」と言えば、著書で、「枠を決めるほうが実は自由」と書いていらしたのも驚きでした。枠があったほうが不自由なイメージがあったので。

「整理しなきゃ」と思ったときは、たいてい、具体的にどれぐらいのモノを置くかを毎回迷うわけです。そうではなくて、「私の靴は、靴箱の三段分に入るだけ」と先に決めてしまえば、必然的に「入らないなら減らそう、整理しよう」と思えます。枠があった方がわかりやすいんです。キャンパスという「枠」があるから絵画が描ける。曲も終わりがあるから楽しめる。私たちは枠があってこそ楽しめるし、ハッピーになれるんです。

Share to facebook.Share to twitter.Share to line.Share to hatena.

あなたにオススメ