はじめに
自分への投資のコツは「少し先の自分を想像すること」
そこで前回のコラムで紹介した学ぶことと貯金についてを例に、自分への投資について一緒に考えてみませんか。
何か学びをスタートする時、習い事を始める時、大抵の場合その費用がかかります。その額が高額になればなるほど学ぶことをためらいますし、あまりに高額となれば潔く諦めることもできるかもしれません。
現実には「払えそうだけど、ちょっと高いなぁ」と、微妙なラインで迷うことも多いですよね。特にスタート時は入会金や習い事によっては道具等をそろえるために初期投資が必要だったりもします。目の前のまとまった金額の支払いに躊躇するのは当たり前です。
そんな時に少し先の自分を想像してみませんか。たとえば1年間、その習い事を継続した自分にはどんな変化があるでしょうか。どんな良い事がありそうでしょうか。
その変化や良い事を1年後に感じたり、何かができるようになっていることと、習おうとしていることは出来ないままだけど、かかる費用が1年後に貯金されていること、どっちが自分にとって素敵ですか。
もう一つの考え方として将来の自分の幸せ像を先に描くこともできます。
1年後、自分はこうなっていたい。そのためには〇〇を身につけたい。ただし、身に付けるには〇〇円かかる。
目の前で〇〇円を節約することは大変だけれど、1年後、絶対に自分がこうなっていたいという気持ちがあれば節約する事も将来の自分への有効な投資と自分を納得させられると思います。毎日のコンビニスイーツをちょっとだけ減らしたり、外食を自炊に変えたりと工夫することもできるでしょう。なぜならそれが将来の自分の幸せ像に近づくためだからです。
不安を煽るニュースにふりまわされないで
ここで私がお伝えしたいのは、自分の将来の幸せを描くことの大切さです。不安を煽るようなニュースにふりまわされて、自分の大切な将来の幸せを深く考えないままに、お財布の紐をきつく締めてしまうのはもったいない。
こうなりたいという姿に近づくために今必要な投資を自分のためにしてあげること、だからこそ節約することや貯金することを前向きに考えたり、その節約と貯金に意味を持たせられたりします。
不安定な時代を生きる今の私達だからこそ、幸せな「今と将来」をしっかり自分でバランスをとってあげることが必要ではないでしょうか。