はじめに

来年7月に開催が予定される東京オリンピックまでいよいよあと1年を切りました。その約20年前にあたる2000年のオリンピックはシドニー(オーストラリア)が開催地でしたが、その頃あなたはどのようなライフスタイルを送っていたでしょうか。

今回は現在40~50代を迎えたミドル世代が、自身が若かった頃の食生活をどのように感じているかをたずねたアンケート調査の結果をご紹介し、食生活を含めて、自分の健康を自分で守っていくことの重要性について考えてみたいと思います。


40代以上男女の約4割が、20~30代の食生活は不健全だったと回答

図1は農林水産省が40歳以上の男女に対し、20~30代の頃の「健全な食生活」の実践状況が現在と比べてどうだったかをたずねた結果です。なお、ここでの「健全な食生活」とは、朝食摂取や栄養バランスに配慮した食生活を指します。

これをみると、40歳以上の回答者全体で最も多かった回答は「変わらない」の約4割でしたが、悪かったと答えた人(「やや悪かった」「とても悪かった」の合計)も4割弱を占め、よかったと答えた人(「とても良かった」「やや良かった」の合計)の割合を大きく上回りました。

50代男性の半数近くが、不健全だったと感じている

先の結果を性・年代別に比較してみると、40代男性では4割強、50代男性では5割弱が悪かったと答えており、同年代の女性に比べ50代では20ポイント以上も高くなっています。

一方、50代女性では良かったと答えた人が約3割と、悪かったと答えた人の割合を上回っています。40代に比べ50代では男女差が大きく、50代女性では、男性や40代女性に比べ若い頃の食生活が不健全だったと感じている人が少ないことを確認できます。

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