はじめに

「家計の3分法」で無駄支出をあぶり出す

貯金を増やしたいのであれば、まず、この積み立てている金額の使い方を「家計の3分法」を用いて振り分けてみて、無駄が多すぎないかを確認しましょう。

積み立てている部分、そうではない部分と区分けしているとわかりにくいので、できれば積み立てるのは車検代など必要で削れないものだけにし、あとは枠を取り払いフラットにして支出全体をみてもよいでしょう。

3分法では、支出を「消費」「浪費」「投資」の3つの意味に分けていきます。例では費目を出しますが、あくまで意味、価値であり、費目にはよらない分け方です。

「消費」 は生きるために必要な支出で、生活に必要な使用料などを含みます。食費や水道光熱費、家賃などがそれにあたります。支出全体の70%程が消費に分類されるようになると、理想的なやりくりに近づきます。


「浪費」 はなくてもよい支出です。いわゆるムダ使い。過剰な酒・タバコなどのし好品や無駄にしてしまう食材代などがここに含まれます。ゼロにする必要はありませんが、全体の5%に抑えたい支出です。


「投資」 はいわゆる金融投資だけではなく、自己投資も含みます。将来につながる支出です。自分の考え方を強くする書籍代などもここに含めます。預貯金も、もちろんココです。全体の25%程になることが理想的です。

一度自分の支出をこの3つに分けてみて、どこを改善すると理想的な割合に近づくことができるか、考えてみてください。

「積み立て」「予算」はこだわりすぎると失敗する?

家計のやりくりの仕方は、その人、そのご家庭に合った方法であれば、どういった方法でもよいと思います。ですが、多くの家計を見ていると「積み立て」「予算」にこだわりすぎると、失敗してしまうことが多いように感じます。

なぜかというと、自分たちが今どのようにお金を使っているのか、現状の把握ができていないままに予算を立て、積立額を決めてしまうことが多いからです。逆に言えば、自分たちが今いくら支払えるのか、いくら積み立てが可能なのか、現状把握ができれば適切な金額を考えられるということです。

洋服が好きな人の中には、洋服代の年間予算を決めて、その中でやりくりをする人もいます。その予算は収入と生活にかかるお金を考慮して、無理のない金額を出し、その中で収まるようにと考え抜いて使うことが多いようです。そういう使い方ならよいのでしょうが、ただ、予算があるから使ってしまおう、予算内だから大丈夫などと軽く考えて使ってしまうと、無駄な支出、浪費に分類される支出が多くなってしまいます。

予算管理、積み立ては、その内容が適切かが大切です。がんばって積み立てても無駄に終わるのでは意味がありません。積み立てをして、その予算の中で支出をしたいと考えるのなら、まずは今の支出状況を全体的に把握し、適正な予算に組み直した方がよいでしょう。

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