生活

「ちょっといい」が仇に?老後にしわ寄せがくるお金の使い方

FPの家計相談シリーズ

支出を数字で把握し、使いすぎの自覚を

支出状況を数字で把握することは大切です。実際がどういう状況なのかを明らかにするために、支出の記録を3ヵ月だけがんばってみましょう。3ヵ月ほどつければ、自分の傾向などが見えてきます。

自分のお金の使い方が明らかになれば、改善すべきところも見えてきます。例えば教育費と被服費で約8万円使っていることが妥当かどうか。もしかすると、洋服代はこんなに掛けなくても良いのではないかと気がつくかもしれません。逆に、洋服はこれだけないと困るから、教育費の部分を減らしたほうがいいかしら、と考えられるかもしれません。

一円単位ではなく、ある程度大雑把な金額の記録で構わないので、数字で傾向を明らかにしてみましょう。ここから見えてくることは、今後、貯蓄を増やしていくためのヒントにもなると思います。

「ちょっといい生活」にこだわると老後にしわ寄せがくる

子育てが終わり、収入が高い時期に自由な時間が持てると、「今までできなかった、ちょっといい生活をしたい」と考える奥様は、少なくありません。

ある程度の「ちょっといい」でおさまると良いのですが、だんだんとエスカレートし、家計に大きな影響を与えてしまうこともよくあります。自分で気がついてセーブできると良いのですが、それはなかなか難しいことのようです。

「ちょっといい」にこだわり、習慣化してしまうと、貯金ができないばかりか、将来、生活規模の縮小が必要になった時になかなかそれができず、大きな苦労を伴うことになりかねません。「ちょっとよくしたい部分」「支出を絞ってもいい部分」といった視点を持ち、コントロールしていくことが大切です。それができれば生活規模も縮小でき、今後の年金生活でも苦労は少なくてすむでしょう。

世の中には魅力的な物やサービスがありますが、すべて必要、すべてやりたいと考えては、人生のどこかで壁に当たります。将来を見据えつつ、今の生活を楽しむ方法を考えていきたいものです。

読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのFPが答える「みんなの家計相談」の過去の記事一覧はこちらから。

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