人生で避けて通れないのが「借金」です。ただ、銀行の融資やカードローンを利用したことはあっても、「街金」を利用したことのある人はなかなかいないのではないでしょうか? 一方で、借金からなかなか抜け出せなくなって街金を利用する多重債務者は、漫画やドラマなどのフィクションで定期的に取り上げられています。
テツクルさんは約20年に渡り街金業を手掛け、こうした多重債務者と渡り合ってきました。8月には彼らとの駆け引きを描いた『ぼく、街金やってます』(KKベストセラーズ)を出版しています。街金業のホンネを聞いた前編インタビューに続き、後編では多重債務者の生々しい実態について迫ります。人はなぜ借金の連鎖に取り込まれてしまうのでしょうか?