想定を上回るタピオカの注文率

7月の月次開示情報によると、ドトールコーヒーの既存店売上高は前年同月比で0.1%増加。梅雨明けと同時に発売した「タピオカドリンク」や再販売を始めた「クロックムッシュ」などが好評だったためと分析しています。

タピオカドリンクの売り上げは、具体的な数字は控えるとしつつも、「おかげさまで発売前から非常に反響が大きく、現在も好調が続いています」(広報担当者)。

ドトールコーヒー

どのような層が購入しているか聞くと、「いわゆる『タピ活』目的の新規のお客様に加え、常連のお客様の中にも『タピオカブームで気になってはいたけど、専門店の行列に女子高生と一緒に並ぶのはちょっと……』と躊躇されるような方が、ドトールで初タピオカ体験ができたと喜んでいただけたよう」としています。

しかし、想定を上回る注文率と原料不足のため、発売直後は店舗によっては品切れを起こしたり、数量限定販売となってしまったそうで、「お客様にご迷惑をおかけし大変申し訳なく思っております」と述べていました。

サンマルクカフェ「タピオカに飽きてきたみなさん!」

サンマルクカフェサンマルクカフェのコーヒーゼリーラテ。遠くからだとタピオカのように見える?

ドトールコーヒーがタピオカドリンクに力を入れる一方で、サンマルクカフェはTwitterの公式アカウントで「サンマルクカフェはタピオカを販売しない予定です!!」と宣言しています。

スマホアプリでは「そろそろタピオカに飽きてきたみなさん!」とお知らせの文言で呼びかけ、タピオカドリンクの代わりとして、「コーヒーゼリーラテ」(Mサイズ380円、税別)をプッシュしているようです。

Twitterではこうした発言に「メチャクチャ潔くて良いな」と好意的な反応がある一方、「来年はタピオカいれてほしいです」という投稿もされています。

タピオカを販売しないとあえて宣言した理由について8月21日、同社の広報担当者に取材を申し込みましたが、8月28日11時現在、回答を得られていません。

その他のカフェチェーンでは、タリーズコーヒーはタピオカをドリンクにトッピング可能。スターバックスやコメダ珈琲店は扱っていません。ブームに乗る戦略・乗らない戦略、それぞれ吉と出るか凶と出るか、今後のタピオカの定着具合に左右されるかもしれません。